親子で帰り道、「メバルなんて大嫌いだぁぁぁあああ」と叫んだ日に、「南西強風のあとは、澄潮に水温低下がワンセットですからね(>_<)」とTwitterで慰めてもらう。風と海況については、船上で「この風向きになったら今日はダメだ」とベテランさんが言うと、本当にダメだった経験もあったり……。
へた釣りだって好条件な日に釣りがしたい。去年くらいから、風向きだの潮の流れなどをチェックするようにしているのだが、風が強くないから釣りに行けそうだぁ~♪ 潮こっち流れているから有利な釣り座ってこっちかなぁ~♪ と実にお気楽極楽頭で眺めているだけだったりする。土日のどっちかに釣りに行くので、土曜日にするか、日曜日にするかをチェックしているだけ。この風が吹いたら海はこうなるという因果関係は…意識したことがなかった。正確には口伝えで聞いたことは覚えているのだが、自分で考えることを放棄してきた。自然が相手なんだからこういう情報を蓄積していくのが大事なんだろうなぁ~と、反省することしきりなのである。
調べてみると、南西風は東京湾でも横浜寄りの海の海水温を低下させるようである。逆に千葉側の水温は南西風によって上がると書かれている。理屈はこう。海の水は表面の温度が高く、底は冷たい。陸に向かって吹く風は温かい表面の海水を運んできて、底の冷たい海水を追い出すってことみたいだ。とすると、横浜側の海水温の上がる条件は東寄りの風かも。金谷の漁師は東風を嫌うとあるので、正解?と思ったら東風は低気圧接近の印なので、水温云々ではなく魚の活性が落ちちゃうようである。う~~~ん、とすると東京湾のメバルの主戦場となる本牧沖が好条件になる風ってどっち向き? 分からないことがまた増えた。
水温といえば、黒潮の蛇行具合も水温に影響を与えるということでチェックしている人が多い。「関東・東海海況速報/広域」を見れば黒潮の流れの影響のあるところほど水温が急激に上がっているのが分かる。でも、東京湾奥は黒潮の影響ってあまりないのかな? 2012年の3月は舘山沖は黒潮の影響で水温17度あった。2013年も既に16度はあるので、湾奥ではなく湾口には確実に影響しているように感じるのだが……なんか風と潮と…漁師さんの知恵みたいになってきた。あれこれ考えたけど、よ~分からんが結論だったりする。
著者: へた釣り