せっかくスマホとタブレットを持っているのでKindleなんちゅうもんを入れて電子書籍なんぞを読んでみたいのだが……どうせなら電子書籍でしか読めないものがいい。釣りの本を探してみたら99円で買えるものが3冊見つかる。1冊あたり煙草5本分。損した気にもならないので読んでみる?
釣りの情報に関しては、ウェブやブログの普及によって、いろんな情報に接することができるようになった。へた釣りもネットの片隅で釣りに関するたわいもないことをあ~でもねぇ~、こ~でもねぇ~と日々書きとめているわけだが、ウェブの欠点は検索を前提としているため章立てがなく、整理して読みにくいということだと思う。釣魚別、場所別、釣法別などのインデックスを用意して、いくらかでも読みやすいようにしているのだが、編集された本に比べると限界がある。じっくり読むという点で、本という形式にはかなわない。書きためたものを整理・再編集して提示する……電子書籍ならローコストに済むので、へた釣りも売れなくていいから作ってみるかなぁ~と考えていたりする。
そんなことを考えるきっかけとなった1冊が「茅ヶ崎一俊丸、2012年で最高の26日」。釣り雑誌などで活躍しているイラストレーターにして茅ヶ崎港の釣り船、一俊丸の女将でもあるC.S.C.ナオミが2012年で特筆すべき釣果(大漁だったり大物だったり)があった日のブログをまとめたもの。仕掛け図、釣り方の説明などの実用情報や電子媒体らしく動画なども組み込まれている。電子書籍用の書き下ろしコラムもあるようだ。
C.S.C.ナオミ同様、釣り系雑誌でイラストや漫画の仕事をしている駅前りょかんも、過去に執筆した釣り4コマ漫画をまとめ「4コマ釣りマンガ」という実にストレートなタイトルで電子書籍化した。「漫画家生活30年w 一冊の単行本も出せなかった漫画家ですwww」という自虐的な内容紹介が読んでみようという気に…させる?
「それじゃ、釣れない。」という刺激的なタイトルで売られているのがフライフィッシング初級、中級者向けのニンフテクニック本。ニュージランドでフィッシングガイドをしていた著者がドライフライではお手上げな状況下でのフライのテクニックを解説してくれているようなのだが、へた釣りはフライの経験がないので、内容の詳細は良く分からない。
著者: へた釣り