魚の重さが掴んだ瞬間にすごく正確に測れるので気に入っていた「ピシーズ ガンスタイル デジタルフィッシュグリップ」だったが……どうやら海水とは相性がよろしくなかったようで、子供2号に貸すとあっさり故障してしまった。重量が測れないただのフィッシュグリップになってしまってガッカリ。
バス用品の売り場に売っていた物なので海水で使って大丈夫かな?という不安はあった。でも、小数点2ケタまで計測してくれる正確さと、格好いいフォルム、それに4000円以下と重量計測機能付きのフィッシュグリップにしては安価だったので、購入しちゃったわけだ。伊豆のヒラメ釣りでは、活躍してくれた。使わない時はバッグの中に入れて海水に触れないように気をつけていた。ところが堤防で子供2号がバケツの中に放したカサゴを掴むのに使ったら……おそらくグリップ部まで海水に浸かってしまったようだ。オニカサゴを釣りに行くのに久しぶりに重さを測ってみようと取りだすと、電源がオンにならない。電池切れ?と思い、電池を入れ替えても症状は同じ。保証書が付いてくるような価格の商品でもないので、終了ってことだ。
もう1台買って、今度は子供には使わせずに大事に使おうかな?とも考えたのだが、船や堤防で完全に海水に晒さないのはどう考えても不可能。デジタルを諦めて、フィッシュグリップにハカリ機能は付いたものを探した。2680円で「多機能フィッシュグリップ キャッチャー クリッパー 15kgハカリ・100cmメジャー付き」と魚が掴めて、長さも重さも測れるという十徳ナイフみたいなフィッシュグリップを発見。15キロまで測れるということは15キロ以下の魚ならグリップできるということなので安心感がある(安いフィッシュグリップを買うとちゃんとホールドできるかが問題になることが多い)。でも、デジタルで小数点以下2桁キロ(10グラム単位)で計測できる楽しさを知ってしまったあとでは、アナログのハカリの不正確さが気になる。
方針変更。デジタルスケールはすぐに壊れるものである。壊れても惜しくない物をどんどん買い換えていけばいいのだ。風袋機能がついているハカリならフィッシュグリップを吊り下げた状態でメモリをゼロにして魚の重さを測ることができるようである。一応、魚用と書いてある物……あった。「コンパクトフィッシングスケール 10g/40kg」なら360円で買える。これ買って、海水で故障したり、金属部が錆び始めたらどんどん買い換えるってのが正解のような気がしてきた。安いので取りあえず1台買ってみよう。
著者: へた釣り