オニカサゴに出会えず、3匹持って帰ったユメカサゴ。ゲストなので味の方はそれほど期待してなかったのだが、美味かったぁあ。全部干物にせずにいろんな食べ方を試せばよかったと後悔するほどに美味かった。あまり数が釣れないオニカサゴがゲストでこっち本命でいいんじゃない!?
まず驚いたのはカサゴと名のつく魚なのに、思った以上に肉厚で身の量が多かったこと。身の付き方はカサゴよりもメバルに近い感じだ。白身の魚なので、海水よりも少し薄めにした塩水に漬けてから、干物にした。身はほっくりしており、少し甘味のある身にほんのり薄味の塩。身がほぐしやすく食べやすい。特に頭の周りの身は脂の乗りがよく超絶品なのではないかと。カサゴの干物と比べると、圧倒的にユメカサゴの方が美味だと断言できるほどに美味だった。星3つ!!
以前にも一度煮付けにして食べたことがあるが、煮付けにしてしまうと同時期に釣っているメバルの方が美味だったと記憶している。美味しいには美味しいが特筆すべきではないかなと思ったのだが、干物にすると味が引き立った。ほかの食べ方も試してみなきゃという気になる美味さだった。ユメカサゴは「ノドグロ」と呼ばれることもあり、一部地方では市場に流通している高級魚であるらしい。確かに口の中は真っ黒だ。鮮度のよいものは湯引きしてお刺身でも食べられるらしく、オニカサゴの代わりに十分になれるんじゃないかと。ただし、30センチが最大級の魚らしいので、10匹くらいは欲しいかなw
著者: へた釣り