渋かったぁああ。予選突破した人でもボウズだった人がいたくらいとにかく激渋の大会だった。へた釣りにとっては記念すべき人生初の釣り大会決勝戦。気合いと足掻く覚悟だけは無駄に充填して臨んだわけだが、お天気がよくて、運もよくて、釣りとしては×だったが、大会として○…かな?
ちゃんとダイワの審査員の人が受付&乗船するような大会は初めてなわけで、必要以上にビビっていた。釣り座を抽選して海に出てしまえば普段の釣りとそう変わらなかった。抽選で引き当てた釣り座は右舷の前から4番目、後ろから5番目なので胴の間。おとなりが顔なじみのH賀達人だったし、後ろはFaceBookで友達のH澤達人だったりで。釣りに関するいろんなお話を聞かせていただきながら、竹岡沖へ。8時30分にTKB決勝参加船が全船集結し、大会スタート!
ポイントは集結場所の目と鼻の先で、5分後には到着し釣りスタート。いつものように宙で叩いて餌をアピールし、ゆっくりゼロテンションまで誘い下げて魚信を出すつもりだった。ここでダイワの審査員さんから「早掛け賞5名まで」というアナウンス。貰えるものは何でも欲しいへた釣りとしては目いっぱい集中したつもりだったのだが……左隣が釣れても、右隣(H賀達人)が釣れても、全く魚信が出せずに大苦戦。宙が無理ならタルマセ? と竿を送るとベラ&トラギスだらけ。
結局、船中5人の早掛け賞が確定した途端、へた釣りの竿にもガッガッというカワハギの魚信。プレッシャーに弱いのか? ようやく手にした1匹目は21.5センチのカワハギ。周りで釣れているカワハギのサイズが小さかったので、満足サイズではないが相対的にまずまずサイズ。ここからしばらく宙からの誘い下げで魚信を出すことに成功して、9時45分に検量規定の3枚目に到達。サイズは21.5、20、17……合計58.5センチ。次の目標は17センチを良型と入れ替えることだったのだが……。
その後は全くカワハギの魚信に恵まれない。へた釣りがではなく、船中全く恵まれないという状況。11時少し前にようやくオッ!という手ごたえ。竿を叩いているし、引きこみも強い、でもちょっと横に走る……カワハギかもしれないのですごく慎重にリールを巻いて取り込んだのは、これがカワハギだったらなぁ~な30センチくらいのウマヅラハギ。へた釣りに訪れたオッという瞬間はこれが最後だった。
11時少し過ぎに大きくポイントを移動し、本日2回目の「早掛け賞3名まで」。これがまた、船中で3名カワハギを釣り上げた直後、早掛け賞が終了したとアナウンスされた数秒後にカワハギ(ただしリリースサイズ)を釣っちゃうのであるから、プレッシャーに弱いというより運に見放されているのか? 沖上がりの13時まで、尺を1枚釣れば合計長70センチ超え! と頑張ってみたが、結局最初に釣った3枚を検量してもらって終了~! 17センチを計測してもらうことになるとは……無念だ。
船は平和島のまる八の桟橋に集まって表彰式となった。6位までの入賞者が出た船やチームバトル(船ごとで検量の平均値を競う)で好成績だった船ほど桟橋近くに。へた釣りが乗ったかみやは……桟橋から遠い……デジカメで最大に望遠しても児島玲子やアングラーズアイドルのあべなぎさの顔が全く見えないほどに遠い。しかも杭が邪魔で写真も撮れない。早い話がかみやは船全体で撃沈~~~だったわけだ。優勝者は79.1センチって……どうやったらあんな激渋の中、そんなサイズがそろえられるんだろう?
でも、最後にいいことあった。へた釣りはかみや15人中7位。7位が飛び賞に設定されていたので、さっぱりあか~~んな釣果なのに、お土産というか賞品をたっぷり持って帰ることになった。どうやら運には見放されていなかったようだ。ダイワの偏光グラス「DN-4022H」とニットの帽子、BLACK&DECKERの車用の掃除機「サイクロン方式ダストバスターカーバック」、クノールの「サーモンとほうれん草の クリームスープパスタ」。参加賞にダイワの帽子とタオル、スノーピークスの「チェーンベルトピンオンリール」。さらにH賀達人から早掛け賞のLEDライト「OR-C32 チョイピカ」とカワハギ1枚まで頂いて、両手で持ちきれない賞品を抱えての帰り道。あれ? 大惨敗だったはずなのに、なぜかホクホクなのであった。現金なものであるw
著者: へた釣り