2012年の東京湾釣り納めに行ってきた。終わりよければなんとやらで、ここ最近の釣果を見ていると一番手堅そうだったLTアジを選んだのだが……なんだかさっぱり。「あっ!」「お…お…!!」「なんだサメ!?」なんてオチ(ケチ?)もついて、しょぼーん(´・ω・`)。また、折っちまったよ~。
潮回りもいま一つだし、TKB43決勝があった先週からカワハギが復調する兆しがないので、東京湾釣り納めを何にするかでしばし頭を悩ます。釣果を確認すると、八景沖のLTアジがここ2日ほど半日船の竿頭50匹台、スソでも15匹と、プチ爆発中。アジは伊豆で釣る予定もないし、伊豆で釣ったアジよりも東京湾のアジの方が美味なので、これはもうアジしかないよねと、金沢八景・一之瀬丸の午前LTアジで2012年の東京湾を締めくくることに。
ツイてない。全くツイてない。前日までは反応モリモリだったはずのアジが、この日はとにかくショボい。港から走ること10分ほどのポイントで始めたのだが、コマセを撒いても、撒いても反応が盛り上がる感じがしない。単発でポツ、しばし間があって、またも単発でポツという滑り出し。船長いわく「反応が出たり入ったりしているので、マメにコマセ撒いてくださいねぇ~」。
開始1時間ほどで、3匹ゲット。いずれも20センチ以上25センチ未満のB5ランクアジ。食べて一番美味しいサイズなので、このまま時速3匹ペースを維持できれば、渋いとはいえまずまずのお土産にはなるなぁ~とこの時点ではまだ楽観ムード。ところが、8時半を過ぎたあたりから、へた釣りは負のスパイラルに突入してしまう。タナがシビアだし、食いが浅いようで魚信があっても針掛かりしないで大苦戦。1時間以上、あれ? あれれ?となり続ける。
竿を誘い下げると魚信が出るので、食いダナはもう少し下かな?と判断したのが大失敗。底から1.5メートルくらいで勝負したのだが……魚信は何度もあれど、アワセ(この日はアワセが必要だった)を入れると竿先への反応がなくなる。やっと乗せても巻き上げ中にいなくなったり、取り込み時にオートリリースを連発。やっと釣れた!と思ったらイシモチでガックシ。そしてそれがやってきた。底を50センチ切って1シャクリすると、竿先がゴ~~~ン。
この感触、大アジではない。ひょっとしてクロダイかなという重く、下へ下へと引きこむ手ごたえ。結構きつく締めてあるはずのドラグが滑る。オマツリ。横の人にオマツリを解いてもらっていると、「あっ!」。魚が引いたのかな? 「お…お…!!」。お…!!に続く言葉が小声で聞き取れない。オマツリが解けたので、「ありがとうございます」とお礼を言うと…そのお返事が「折れたよ、穂先」。うそ~~んと思いつつリールを巻くと、穂先がプラプラしている。
船長がタモ持ってやってきた。「サバっすか?」。引きの感じからしてサバではないと分かっていたが、もしサバだと恥ずかしいので「サバかなぁ?」とリールを巻き続ける。50センチくらいの魚影が見える。へた釣りが魚種を特定する前に、船長は「なんだサメ!?」と言ってタモを持ってどこかに行ってしまった。へた釣りは折れた竿とサメを持ってしょぼーん(´・ω・`)。結局アジは7匹だけ。へた釣りの今年の漢字は「折」だね……この2年以上一度も折ってなかった竿が今年に限ってどうして3度も折れるのかっ!!
著者: へた釣り