道具は大事に。普段から心がけてはいるのだが生来ガサツな性質なもんで、失敗して反省しているうちにちゃんと対策を打っておかないと、同じ過ちを繰り返す。移動中の竿折れ防止アイテム「フリースタンド」が届いた。超人・林さんの裏技を採用して改良したら…これは結構完璧かも!
フリースタンドは、なんてことない船べりに万力で固定するタイプの竿立てである。どんな船にも対応できそうな「フリースタンド130」って方を購入した。第一精工のロッドキーパーはちゃんと締めこんでおけば、1本足タイプでも少々の振動で外れることはない。早速閃迅カワハギ極先調子にリールを着けて差してみると……トリガー部とリール部がスリースタンドの上部に擦れるような感じになって、おそらく大丈夫だとは思うが、万全を期するために竿のパッケージに入っていたウレタン材で調整してみる。
穂先部を固定したあった細い凹部とグリップ部を固定してあった太い凹部とにナイフで切断する。細い凹部のウレタンはフリースタンドに竿を差したあとからバッドに添わせてスタンドの中に押し込む。適度な弾力を保ちながらも竿尻近くのカーボン部分がフリースタンドに擦れなくなった。太い凹部のウレタン材はリールの下部、リールやトリガーがフリースタンドの縁と擦れないように装着する。これまたいい具合にクッションとして働いてくれそうだ。海が荒れそうなときはウレタンが外れないように輪ゴムなどで固定しておくといいかもしれない。激しく上下左右に揺らして確かめてみたが、竿の保護はこれで結構完璧なのではとご満悦だったりする。
ついでに買った「置太郎」はカワハギに最適と書いてあったが、実はビシを使うアジやイサキ、ワラサ・マダイの方が適しているかもと感じた。サニービシの大きい(赤い)方がちょうど収まる大きさになっている。カワハギに使うと一番下の針が錘置きの中に入ってちょっと作業しにくいかもって感じ。V字竿受けよりも万力で止められる分、安定度は高いので船べりトレイを固定して一度使ってみようと思っているが、使いやすいかどうかは陸の上では判断しづらい製品だった。
著者: へた釣り