折れた閃迅カワハギ極先調子のバッド部分を持って、上州屋・渋谷店へ。「来週の金曜日までに修理間に合いますか?」。「う~~ん、メーカー在庫次第」。「折れたまま釣っても大丈夫?」。「大会なんでしょ? その発想は男前すぎ。手首が痛くなっちゃいますよ」。では……どうしよう。
真っ二つのバッドを見せると、「あ~あ、やっちゃいましたね」。閃迅カワハギの場合、バッドを修理に出すのではなく、リールシートを含む♯2というパーツを丸々交換するしかないらしい。♯2の値段を調べてもらうと1万1400円。高っ! でも、どのみち修理するしかないわけで、パーツを注文してもらう。気になるのは来週の大会までにパーツが到着するかどうか? 日曜日でメーカーがお休みなので月曜日に間に合うかどうか連絡をもらうことになった。
もし間に合わなかったら……折れたまま釣ろうかな?と考えていたので「大丈夫かな?」と聞いてみると、バッドエンドはリールを巻くときに腕の内側に当てる部分なので、これがないとリールを巻くときにかなり手首に負担がかかると教わる。型狙いの大会でバッドエンドのない竿で釣るのは男前すぎだし、「お勧めする釣り具店の店員はいないですよ」と言われてしまう。とすると、間に合わなかったら、FIELDER KAWAHAGIで釣るか、新しい竿を新調するしかない?
ここで、自分が閃迅カワハギ極先調子よりも柔らか目の竿が欲しかったことを思い出す。「あの~? 閃迅カワハギ先調子のバッドって極先調子にも使えるんでしょうか?」。たぶん使えるということなので、先調子の♯1を折れたバッドに装着してみたのだが、どうやら♯2は閃迅カワハギシリーズで共通のようである。売値は2万7000円。バッドだけで1万1800円。あと1万5000円だせば柔らかい穂先も手に入る。シマノのBJS(バットジョイントシステム)のように竿の穂先部を交換しながら使う。2本の竿を使い分けるのに比べれば竿交換時にリールを付け直すことになる分効率は悪いが、悪い発想ではない。う~~~ん、と長考モード。
長考しちゃったのは、次にカワハギ竿を買うなら、憧れの達人さんたちが使っているシマノのステファーノか、ダイワの極鋭を使ってみたいなぁ~とぼんやり思い描いていたから。ここで閃迅カワハギをもう1本買ってしまうと、ステファーノも極鋭も遠ざかってしまう。でも、大会は勝ち目はないにしても真面目に参加したいしなぁ~。う~~ん、う~~~ん。う~~~~~~ん。で、至った結論は金曜日までに♯2のパーツが届いたらそれを買って来シーズンにステファーノか極鋭を買おう。金曜日までに届かなかったら、へた釣りは閃迅カワハギに愛されている(憑りつかれている?)ので、閃迅カワハギ先調子/極先調子のBJSもどきで来シーズンも頑張ることにしよう。どっちになるかは明日の連絡次第!
著者: へた釣り