大時化の外房へヒラメ釣りに行った人、ご愁傷様。東京湾はカワハギ日和♪と思っていたら、昼少し前に天気が急変し、風ビュービューな上に雨まで……結局13時半早上がりとなって、カワハギは8匹だけと数伸ばせず。早上がり手当てにアジの開きを3枚もらって、早々に家路に着いた。
へた釣りは普段、東京湾の風予報しかチェックしていない。昨晩、FaceBookに「明日、風吹きそう((((;゚Д゚)))))))大丈夫かな~」という投稿が。あれ? 多少は吹きそうだけど騒ぐほどの風では…と思っていたら、どうやらヒラメ釣りに外房へと行く予定だったみたい。外房の風予報は……確かに、((((;゚Д゚)))))))。外房のヒラメ解禁日に合わせて取材に行った釣場速報さんによれば「もう史上最高レベルのシケ」だったそうだ。北寄りの風だから東京湾なら大丈夫と思っていたら……こっちはこっちでエライことに(写真は撮影する余裕があるときに撮った1枚…その後は写真を1枚も撮れてない)。
例によって予兆はあった。金沢八景・一之瀬丸に到着してみると艫の方は埋まっているが舳は空いている。舳は午前中潮ケツになるが、午後は潮先。また、いい席に恵まれちゃった~♪と何の迷いもなく右舷舳に釣り座を決めたのだが……そう、舳が敬遠される日は海が荒れる日である。波の予報は1メートルくらいだからなんとかなるさと高をくくっていたら、追い風になる竹岡への往路で既に飛沫を被ってキャビンに逃げ込む羽目に。この時点で少し嫌な予感。想定していたより少しどころかかなり天気が悪い。
ポイントに到着してみれば、波・風ともにさほどでもない。この何週間かで最も凪いでいる。本日の新兵器、TWiN BLADEアワビ貼りを装着し、潮ケツの不利が気にならないほど釣れればなぁ~と、いつもの通り宙層叩きで誘い下げで釣り始める。誘い下げてる最中やゼロテンションになった直後に魚信が出るので魚の活性は悪くなさそう。でも…釣れてくるのはベラとトラギスばかり。周りではポツポツとカワハギが上がっているのに……今度こそ、カワハギ!といういい魚信も特大サイズのベラやトラギス続き。潮ケツだから仕方がないのかな?
全くカワハギが釣れなかったわけではなく、開始1時間半で4匹。時速に直すと3匹ペース。良くはないがすご~く悪いわけではない。ただしサイズはイマイチで、リリースすべきか迷う15センチ前後ばかりだ。11時あたりから潮は止まった(干潮は12時12分)ようで、誘い下げでは魚信がでなくなり、ゼロテンションからタルマセで魚信を取る底の釣りに。大幅にペースダウンし、時速1匹って感じに。12時になると、風が強くなり、海が荒れ始める。魚信が取れなくなり、気が付けば餌が丸裸にされている。
風速15メートルあったかもな大時化の中、もうすぐ上げ潮に変わって潮先チャ~ンスタ~イムになるはずと自分を奮い立たせる。風に加えて雨。仕掛けをハワセ気味にして、船の上下で自動聞き上げ。ポツポツとはカワハギを獲れるのだが……手すりにつかまって立つのがやっとで、アワセ損ないが多発。釣りというよりは魚を釣る修行のような状態になっていく。ここで船長が英断。「あと10分、1時半で早上がりにしま~す」。潮が変われば巻き返せるかも…なんてことは、どうでもよくなっていた。諸手を挙げて賛成である。釣果写真を船上で撮る余裕すらなかったもん。
結局、最後の10分で1匹追加して8匹で終了。サイズも23センチまででほぼ1カ月ぶりのツ抜け未達。25センチ以上なしもほぼ1カ月ぶり。でも、桟橋で「早上がりだったから」と船長からアジの開きを3枚(普段はボウズの証で不名誉なお土産なのだがw)もらう。お土産が増えてちょっぴりうれしい。波にもまれてキャビンの天井が吹っ飛ぶような荒天で釣り続けてもねぇwww
著者: へた釣り