カワハギ竿は物欲を刺激する。今年のカワハギ船…大会参加が多いという偏りはあるのだろうが、極鋭カワハギAGS率の高さに驚いている。実売で6万円もするのに…片舷10人のうち実に5人がAGSだったことも。AGS全盛なのに臍曲がりだからステファーノが猛烈に欲しくなっているのだ。
へた釣りの愛竿は「閃迅カワハギ 極先調子」。少し硬めのオールラウンダーのはずなのだが、腕の方が付いていっていないので、底での釣りでは掛け損じが多い。常時竿をフワフワと動かしながら宙からの誘い下げという釣り方がメインになる。朝のスタート直後でカワハギの活性の高いうちや、潮先でカワハギのやる気があるときはうまくハマるのだが、宙で魚信が少なくなり、底でカワハギに口を使わせざるを得なかったりアサリのキモだけ吸われるという釣況になると、途端にペースダウンしてしまうという傾向が明らかにある。もう1つ、海がウネっているときにどうしても竿先を跳ねさせてしまって釣果が出ないという傾向も。
10月21日の釣行で竿頭になった達人さんは、極鋭カワハギAGS&ステファーノというへた釣り垂涎の新製品を両方使っていた。その日はメインにステファーノを使っていたので、少しだけお話を聞かせてもらった。軽さ=感度で「大型カワハギのモタレるような前魚信を察知できる」など、おそらく道具を持ちかえてもへた釣りでは到達できない話も多かったが、「少し柔らかめで尺級がきたら胴まで緩やかに曲がるのでバラシが少ない」という説明に、買っちゃうか!って気分に。柔らかめで食い込みがよく、竿がカワハギをいなしてくれてバラシが少ない(針折れ、針ノビのリスクが軽減)、船の揺れの吸収性も高いような……。
硬めの閃迅カワハギと柔らかめのもう1竿が欲しいへた釣りにとって、今最も気になる竿がステファーノになっている。へた釣りの場合、タルマセ→聞き上げで釣る底の釣りはある程度、オートマティックに針掛かりしてくれることを期待したい。ステファーノはそんな要求に応えてくれそうな竿のような気がするんだけど…間違ってる? 竿が実売で6万円前後、リールが3万円くらい……ちょっと手が出ない価格帯なのだが、欲しい…欲しくて欲しくてウズウズし始めている。極鋭カワハギAGSは中~上級者向けって説明されているので、もう少し腕を磨いてからかな?
著者: へた釣り