カワハギ1匹の大きさで競う、江戸前サ-キット大会カワハギの部に参加してきた。当然というか必然というか、入賞はできなかったけど、今シーズン初のツ抜けを達成し、しかもまずまず以上のサイズが3枚釣れて、久々に満足できたカワハギ釣行だったぞ!! 無駄な足掻きが報われた?
江戸前サ-キット大会カワハギの部は、羽田・かみや、東大井・いわた、南六郷・ミナミの3船合同で行われた。へた釣りはかみやから参加した。釣り座は抽選。エントリーシートを渡してクジを引くと、左舷舳から2番目。胴以外で釣ることは稀なので、なんとなく得した気分。しかも…左舷舳は最後まで空席のままだったため、なんと、なんと、左舷舳で釣れることにっ!! あまりの幸先のよさに、釣り座だけで本日の運を使い果てしてないよね、とかえって不安になる。3隻の船は第2海堡近くで一度集結して、大会開始!
海堡へ向かう船もあれば、一路竹岡沖を目指す船もあり、かみやは竹岡沖へ。大貫寄りではなく、正真正銘竹岡沖の水深25メートル以深のポイントで釣り開始。浅場が苦手なので、この水深はうれしい。無駄な足掻き3種(大粒アサリ、アワビ貼りブレード、快適集寄)を盛り込んだ仕掛けを落とし、宙でフワフワと誘いを入れながら誘い下げていくと! !! !!! すぐにまごうことなきカワハギの魚信!!!! 十分に食い込ませてからアワセると、竿先をカッカーンと叩く良型の引き。一投目にして今季最大、26センチのカワハギをゲット! 幸先よすぎる、この展開。船長もマイクで「へた釣りさん、いい型だねぇ~」。
計測してもらって、暫定首位(始まったばかりでしかも一投目だから当たり前だけど)に立つ。その後もサイズアップこそしないものの、コンスタントにカワハギの魚信をものにし、開始1時間半ほどで今季最高数の7匹に到達。リリースサイズは混じらずに15センチ以上がいいペースで釣れるもんだから、楽しくって仕方がない。無駄な足掻き3種のおかげでひょっとしたらひょっとするぞぉなんて、余計なことまで考え始めた。もちろん26センチで入賞なんて虫の良すぎることは考えていない。釣れるペースがいいので、尺近いのだって混じるはずと思っていた。開始から2時間くらいして、艫の方で27.7センチが上がって暫定首位から陥落。
大物狙いのときはなるべく底に錘を着けないで釣るようにしている。トラギスやベラの餌食になると、手返しが悪いのでチャンスを逃すと考えての戦略だ。ところが、10時を過ぎたあたりから宙層ではカワハギの魚信が出なくなってくる。やむを得ず底でタタいてという釣りに変更。ポツリポツリとはカワハギを拾えるが、トラギスやベラが釣れることの方が多い。底を少しだけ切って、着底したらすぐにタタいてを繰り返すと……キターー!! 手ごたえ十分。巻き上げるとドラグが少し滑るような重さのある引き。竿先を叩いているのでカワハギに違いない。尺はなくても結構いいんじゃないと思っていたら……20センチ前後のダブル。うれしいけどね…今日、求めているのはこれじゃないっ!!
そのまま何かの間違いは起きずにタイムアップ。最初に釣った26センチが最大で、24.5センチ、23センチ…これって、3匹の合計長を競うTKB43なら結構いい線いってない?…と考えてもせんなきことを考えてしまう。12匹は今季最高の釣果で、ツ抜けしたのすら初めてなのだから、大満足。面白いなぁ~と思ったのは、上位3名のうち2名は赤色LED×3付きのカワハギ集魚錘を使っていた。無駄な足掻きアイテムは3種じゃなくて4種必要だったってことかな? カワハギ12匹+抽選でもらったアナゴTシャツ+参加賞(タオルなど)をもらって久々に満足して帰途につけたよ。
著者: へた釣り