立て続けにイイダコ釣りのお誘い。「カワハギに疲れたらイイダコに癒されるのがいいよ」。釣れてはないけど疲れてないし…そりゃ、少しはくじけそうだけど、せめて大会まではカワハギ1本で頑張るとお断りしているのだが、イイダコのミヨ~~ンな手ごたえ…数釣りも狙える…魅力的かも。
新しい釣り物に誘ってくださる方はだいたい善意の人たちだ。カワハギが釣れなくてイィィィイイイイと、ストレス状態になっているへた釣りの惨状を見るに見かねてってとこだろうか? 手の平サイズの小さなタコさん釣り…確かに癒し効果は抜群かも。食べても美味しいし、浅場で数釣りも狙えるし。へた釣りもシロギスのゲストで何度か釣ったことがある。根掛かり?と思って竿を動かすとミヨーンって感じのゴムを引っ張るような重みを伴った手ごたえ。巻いてくると小さなタコさんがキス針に引っ掛かって上がってくる。大きめのペットボトルに海水を入れて持ち帰ると子供たちへのウケがよい。茹でたイイダコのお味の方がこれまたすこぶるウケがよい。
イイダコを専門に狙ったことがないので、どんな釣りなのかな?と調べてみると、キス竿の先にイイダコテンヤというタコを引っかける道具を使って釣るものらしい。餌はラッキョ。イイダコがラッキョを食べるわけではなく、白い物に思わず飛びついて抱きついてしまうというイイダコの習性を利用して、テンヤに乗ってきたイイダコを引っ掛けて釣りあげるという仕組みらしい。テンヤを軽くキャストし、着底させたら底を小突くようにしてイイダコにラッキョの存在をアピールする。ときどき50センチくらい跳ねあげてポイントを変えるといいらしい。イイダコが抱きつくと竿先が小さな根に引っ掛かったような感じにグッと入るので、強めにアワセて引っかける。
注意点は巻き上げ中に糸のテンションを緩めないことってくらい? テンションを緩めると針に引っ掛かっているだけなのでバレてしまう。確かにお手軽な感じがあるので、癒し効果は高そう。上手な人なら1日船で束釣り。初めての人でも20~30杯は釣れちゃうものらしい。道具も買い足すのはイイダコテンヤ(根掛かりの心配があるので2~3個は必要)だけなので、カワハギで張り詰めた神経を和ませるために転戦するのもありかなぁ~と思い始めてきた。不安は……軟体動物触るの苦手ってことなんだよなぁ~~~。イカとかタコとか釣ったあとクーラーに入れるのに一苦労しちゃうのである。
著者: へた釣り