一緒に釣行したことがある人は目撃していると思うが、人並み外れたビビリなので、釣りを初めて足掛け4年目にもなるのにいまだに魚に触るのがおっかなびっくり。上手に魚から針を外せないのは自分の手返しが悪くなるだけなので自業自得だが、ビビリだからギャフ入れを頼まないでっ!
北海道遠征で初めてのギャフ入れ体験。横の人に頼まれて、ギャフを持ってタラのエラのあたりをめがけて、なんとかひっかけようと頑張ったのだが……何度やってもスカッ! スカッ! 最初は「落ちついて」とか言っていた横の人も、そのうち呆れて「何やってんだ! しっかり掛けろ!」。さらに焦れて、ギャフを奪って自分で無事取り込み。「すいませ~ん」と謝っておいたが…人生初のギャフ入れはこうして終了。タラに大きな鉤状の金属をぶち刺すという行為……ビビってできなかったのである。
タモ入れなら経験あるし、素早く網ですくうだけなので問題なく(?)できるのだが、ギャフの大きな鉤で生きた魚を引っ掛けるという行為が殺生っぽくてなんだか力が入らなかった。なるべく痛くないように引っかけたてあげたいなんて考えてるのだからうまくいくわけがない。どうせ、そのあと殺して食べるのに……。その後、自分で釣ったタラは自分でギャフで引っ掛けて取り込む練習をしたので、最初よりはマシになったと思うのだが……それでも横の人の魚をギャフ入れするのは、海面バレになったら嫌なので自信がない。というわけで、僕はギャフができない…だから頼むなっ!
どうしたら頼まれなくなるかを考えてみた。船のギャフを借りて使っていると、自分の手元にギャフがあるときに、横の人もギャフが入用という状況になってしまうわけだ。そうだ、自前のギャフを持って行って、自分のことは自分でするけど他人の分は手伝わないぞ~って姿勢を貫けばいいのだ。ギャフの値段を調べてみるとそう高いわけではない。「スーパーアルミ3段ギャフ1500ブルー」なら全長161センチで3119円で買える。「中物・大物キャッチに最適」とあるのでタラなら十分のはず。
著者: へた釣り