多くの船には電動リール用の電源が装備されているので持ちこむ必要はないのだが、電源までの距離が遠かったり、電力がどうも安定しなかったり、ケーブルが外れやすかったりして、可能な限りバッテリーは自前の「FishingCUBE mini」を使っている。とある理由でもう1台買おうと決意。
FishingCUBE miniは重量440グラムの小型バッテリー。電車釣行での持ち運びに便利なのと、USB出力ポートがありスマホを使ってGPS記録をするのに便利なので愛用している。実際電動リールとして使ってみても、優れ物!?と思えるところがいくつか。まずは船べりに置くのにちょうどいいサイズだし、置いてみると意外と安定性がいい。もう1つねこプロShopsで購入すると付属してくるケーブル(シマノ/ダイワ用)はバッテリー側もリール側もネジ式にがっちり固定できるので、ケーブルが外れて電源消失というトラブルが発生しない。
遠征用(遠征時は船に電源がない船が多い)に使うと困ったことが2つある。水深100メートル以深から高負荷で巻き上げ続けると、ときどき電源がオフになってしまうことがある。バッテリー前面に付いているスイッチを入れ直せば再稼働できるのだが、ちょっとビビった。「LT(ライトタックル)用に開発されたバッテリーです。深場やイカ釣りなど負荷のかかる釣りものには、対応していません」と但し書きがあるので、250号の錘+大きなマダラだとちょっとつらいってことだと思う。また容量が5Ahなのでやはり北海道根魚五目ではバッテリーが1日持たなかった。
東京湾用にはFishingCUBE mini、北海道用にもう1つ別のバッテリーを買おうかな?といろいろ調べてみた。候補にあがったのは「GANGAN GT5」。重量950グラムで14.8V・10400mAhあるのでFishingCUBE miniが抱える容量不足、パワー不足の問題は解決するはず。ケーブルを自分の好みの長さに加工してくれるサービス込みなのもうれしいんだけど……価格が4万7250円もする。シマノ純正の「電力丸 10Ah」(重量1300グラム)の実売が4万円前後なのを考えると手を出しづらい。
PROXの「リチウムイオンバッテリー(LIB6600)」が6.6Ahで重量830グラムとなかなかよさそう。ダイワの純正バッテリーそっくりなのもいい感じなのだがやはり実売価格は3万円前後。10.4Ahの「リチウムイオンバッテリー(LIB10400)」(重量1キロ)だと実売で4万円を超えるので苦しい。見つけた製品を吟味していくとある結論にたどり着く。
FishingCUBE miniをもう1台買っちゃうのがコストパフォーマンス的には最強かも。2台足せば5Ah+5Ahで10Ah(単純計算は間違い?)、重さは440グラム×2で880グラム。既に1台持っているのでお値段たったの1万5300円。船上でスマホを使ってあることをしようと目論んでいるのでもう1台買っちゃおう!! FishingCUBE miniが2個あればスマホのバッテリー切れを心配しないで済む。
著者: へた釣り