関西に19年住んでいたのに、淡路島は今回が初めて。当時は釣りをしてなかったし明石海峡大橋なんていう便利なものがなかった。晴れていれば島影がはっきり見えるのに近くて遠い島だった。甲子園で産声をあげて46年目にして淡路島初上陸。海上釣り掘がたくさんあるのに驚く。
海上釣り掘での釣り。専用の竿が大手メーカーからも発売されているくらいなので、人気のある釣りの1つなのであろうが、東京湾で釣りをしているとあまり馴染みがない。西伊豆でそれらしい看板を何度か見たことがあるって程度。あとは白浜遠征時に「カタタの釣掘」という施設が食料品を買い出しにいくとれとれ市場に隣接してあり、シマアジだのクエだのを抱えた写真が貼り出されているのを見て、釣り掘とはいえこのサイズの魚が掛かればさぞ楽しいだろうなぁ~と眺めた経験がある。
来週、大阪でのお墓参りのあとで行く予定の淡路島。旅行の主目的は釣りではないのだが、時間があればちょっとだけ竿を出そうとメバリング、アジング、チニングの準備なんぞをし、今何が釣れているか、ホテルの近くでどこかいいポイントがないかと調べていると……淡路島で釣りするなら海上釣り堀を体験しないとダメかも?と思えるほどに海上釣り掘の情報に行きあたる。
由良海上釣り掘 海人は洲本市街から南へ8キロほどの場所にある。ブリ、カンパチ、ヒラマサ、マダイ、シマアジ、ヒラメが季節に応じて一日数回放流されている。大物コースはブリ、カンパチをメインに釣った魚を全部持って帰れて1万5750円。エンジョイコースはマダイ、シマアジをメインに1万500円。2時間釣りコースなら釣った魚から1匹だけ持ちかえれてファミリー割引で竿1本4200円。1匹だけ大物の引きを堪能できる一匹釣りコースなら3150円で楽しめるようだ。前日までに予約が必要で釣り座は抽選と本格派向けの海上釣り堀なんだと思う。
シーパーク佐野は昨年8月10日にオープンした海上釣り堀。24m×24mのワイドなイカダ4つにマダイ、シマアジ、イサキ、カンパチ、ハマチ・ブリなどが放流されている。へた釣りが泊まるホテルからは北に12キロくらいなので少し遠いかな? 釣り放題レギュラーコースで1万円、ハーフコース3時間なら、6000円で釣った魚を2匹まで持って帰れる。こちらも前日までに要予約で釣り座は抽選。海人同様、海上釣り掘を本格的にやっている人向けって感じだろうか?
海上釣り掘初体験で勝手が分からないのでもう少しお手軽なとこないかなぁ~と探していたら淡路じゃのひれフィッシングパークに行きあたる。子供の遊びも用意されているのがうれしい。ドルフィンファームでまずはイルカと一泳ぎしてもらって、バーベキューで昼食、昼から予約不要の海上釣り掘の2時間ファミリーコースでマダイ釣り。大人4000円で3匹まで釣れる。竿をださない見学も可能なので家族でワイワイ釣りの真似事をして遊ぶにはよさそうだ。釣りを終えたらうずしお観潮船が近くから出ている。潮回りを見ると夕方がうずの期待度大とある。イルカ→BBQ→釣り→うずしお観光なんてプランを組めるかも。
著者: へた釣り