シャクリ方を忘れないように2012年のLTウィリーイサキ反省会

シャクリ方を忘れないように2012年のLTウィリーイサキ反省会6月の剣崎沖の解禁から7戦通ったのLTウィリーイサキ。ソウダガツオが邪魔なので8月1週を持って最終戦にするつもり。今年は6匹という貧果に始まり、後半54匹、32匹、24匹と昨年よりはいくらかマシになってきた。シャクリ方を変えたのがうまくいったと信じて、忘れないようにメモを残しておく。

得意科目で赤点→追試。そんな気分の2012年イサキ開幕戦イサキウィリー釣りの釣果を左右する要素は、シャクリ8割、仕掛け2割って感じだろうか? 同じ(船宿)仕掛けを使っていても、シャクリ方次第で、2~3倍ほども釣果に差がつく。仕掛け作りが楽しいので仕掛けをいろいろ試行錯誤したが、仕掛けでつく差は2割程度。シャクリ方をマスターすれば、よほど酷い仕掛けを使ってない限り、船中で上位に食い込める。実際、金沢八景・一之瀬丸の竿頭はいつも2、3人の同じ人が取っている。マグレで釣り勝つということはない。シャクリの巧拙が釣果にそのまま表れる。

■ハンドル半回転の40センチ刻みでピタッと止めるシャクリを正確に

シャクれどもシャクれどもわがクーラーにイサキ入らずじっと…昨年から今年の序盤戦は、海面に向けた竿先を50センチゆっくり竿を持ち上げて水平な位置で止める。コマセを振り出すことを特に意識せず、力を入れない。水平位置で3~5秒待つパターンで釣っていたが、これだと魚信がほかの人に比べて少ないことに気付く。ウィリーをアミエビルアーだと捉えるならば、やはり動きにある程度素早さがあった方がバイトを誘発しやすいようだ。54匹釣った日にウィリーシャクリの先生から指導を受けて、鋭く振って止めるようにすると魚信は明らかに増えた。

雨だし渋いし! でも今季初のウリンボツ抜けでホッとしたぞシャクリの幅は30センチ~50センチの幅であれば厳密さは要求されない。リールのハンドルを半回転など自分が把握しやすく、連続した動作でシャクリやすい幅を決めればよい。へた釣りのリールの場合、ハンドル半回転で約40センチのシャクリ幅になる。次に竿を水平に構えた位置から約40センチ竿を下ろすとどの位置に竿先がくるかを確かめる。1動作で動かすシャクリの幅がこれで決まる。あとはグッと一瞬力を入れてコマセを振り出し、竿先が曲がったら力を抜いてスゥーと水平位置まで竿を持ち上げる。

大ウリンボ中心に54匹!! 今の気分は\(★^ω^★)/やたぁ~このとき、竿先が跳ねないように力加減を調整する。潮の強弱によっても力加減が違うが何度か試行錯誤すれば適切な強さが分かるはず。潮が効いているときは強めでも竿先は跳ねない。潮が効いてないときはかなり弱めにシャクることになる。サニービシの上窓の開け具合もシャクれる強さによって1/4~1/2の範囲で調整する。タナ2往復でコマセが少し残ってくるのが理想。水平位置で待つ時間は2~3秒くらい。リールを巻きながら竿先を最初の位置に戻す。あとはもう、ロボットのようにこの作業を根気よく正確に続ける。

■まとめてシャクって待ち長め。大型イサキは上層で我慢して釣る!?

天気晴朗なれども波高し。シャクリが決まらず…ウリウリウリ!!タナで待つ時間はイサキの活性によって変える必要がありそう。活性の高いときは制止1秒で次にシャクリの動作に入った瞬間に魚信が出る。こういう時間帯は竿頭の人とそうでない人の差はあまりでない。問題はイサキの活性が低いとき。基本動作は制止時間3~5秒と書いたが、実際にはもっと長い時間制止したまま待った方がよいときがある。こういうとき竿頭の人がどうシャクっているかを観察してみると、5回から7回まとめてシャクって、20秒くらいじっと待つというやり方が効果的なようだ。まとめてコマセの煙幕を作ってイサキを寄せ(誘い上げ)て釣っているように見える。

ウリ7匹だけ。今の気分はなんとかならんのかー!! ギギギ…この応用編で、タナの下層と上層でシャクリ方を変えるという方法もある。下層部では根からイサキを誘い上げるために鋭く多めにコマセを振り出し、20秒くらい待つ。あとはコマセを撒く量を少なめにフワリと誘って1秒制止を繰り返す。この方法を真似してみたところ、結構いい。ほかの釣り人が魚信を出せていない時間帯にも高めのタナでフワリと誘った直後に魚信が出ることが何度かあった。根から誘い上げて釣るため、ウィリーっぽくてこの誘い方はお気に入りだったりする。

剣崎沖のイサキ釣りで人間は暑さで死ぬことがあると思い知るタナ上層でフワリをシャクったあとの待ち時間を長くする(3秒くらい?)と、30センチ超えの大型イサキに出会えるチャンスが増えると教わったのだが、今年も大型イサキには出会えなかったので検証できていない。タナ上層で待ち時間を長くすると、魚信が減るのは間違いないのだが、魚信が減ってもじっと我慢して大型を狙うという根性が必要ってことだろうか? 小さくてもいいから数釣りたいという欲があるうちは大型イサキには出会えないってことかも…。



Twitter

2012年08月06日 17:32

« 剣崎沖のイサキ釣りで人間は暑さで死ぬことがあると思い知る | メイン | ハリスをホンテロンGPに代えてからよく切れるけどどうして? »

最近の釣りのお勉強記事

ほぼ尺記念♪にイワシメバルのこうかな?メモを残しておく
フグには海津針。多動性には短ハリス。アマダイ釣り小ネタ
来年こそは釣りたいな~っと新島キンメのソレダメ!忘備録
仮説と検証が釣りの楽しみ。カイワリング実験はまだ続くよ
シロギス胴突きはタルマセ→シャクリだけの方が誘える?
来年こそ40Upを釣りたい。萬栄丸・半夜クロムツ備忘録
ウィリー+土佐カブラのハイブリッドでカイワリング2.0に
本線に結びコブを作らないで強度保つ枝ス三方編み込み改
良型率100%(今のところ)の土佐カブラのカイワリング
目標尺超え!! イワシメバル初体験に向け釣り方を調べる
目指せ半束…エビメバル手返し向上作戦を真剣に考えよう
ビギナー多数の激混みアジ攻略は短仕掛けと声かけかな
珍しく二連続で釣れた♪から長ハリスコマセマダイの備忘録
細ハリスクッションなしイサキはドラグにおまかせが正解?
群れが出入りする久里浜イサキはタナ決め打ちで粘り強く
女子のコマセ振りはちゃんと片手をリールの前に添えて2回
次こそツ抜けを! ヤリイカ釣行1回こっきりの人の備忘録
初めてのLTアジ(コマセ)釣りで覚えてから行くべき8つの事
クロムツ釣りは一度目の前にエサを通してから落として誘う
剣崎イサキが超低活性時にはシャクらない・教えない作戦
遠征ウィリーで魚種限定なのは枝ス5センチだったせいかも
眉に唾少なめでOK。へた釣り印のカイワリ実績あり仕掛け
イシダイの聞き上げは本当に竿を持ち上げるだけでよいのか
きっとまた行く! 久里浜沖イシダイ五目の釣り方の備忘録
マダイ釣りでクロダイ釣れたらタナを1メートル上げるが定石
釣行後ほんの5分のひと手間でPEラインの寿命が半永久に
災害級の暑さでも元気に釣りできる猛暑対策グッズまとめ
糸の結び方は3つ覚えておけばマグロ釣らなければ大丈夫
潮が速い日のアジに名人秘伝の脱力系フワフワ誘いを試す
カイワリだけを選んで釣れた!! チダイは釣り方分からない!?
仕掛け強度を上げるため添え糸なし枝ス編み付けを覚える
動かさないウィリーの方にイサキが食ってくる条件を妄想す
考えだすとハマるので考えたくはない枝スの長さの最適解
ヒラメに味を占め来季もきっとやる。八景沖アミ五目備忘録
潮の速さと仕掛け長、ソウダ禍の相関に悩んだイサキ2018
剣崎沖イサキでソウダガツオ対策に効果抜群の超短仕掛け
コマセ釣りは大潮を避ける。流して釣る底棲魚は大潮が○
初島沖イサキは長ハリスがウィリーより3倍有利と認めるよ
クロムツ狙いで底からオモリを10mは探る範囲が広すぎた!?
もう1戦するかっ!! 多動性中年向けオニカサゴ誘い方メモ
やらないのと知らないのは大違い。マダイの誘い方を調べる
束釣り記念。えっへんおっほん気分でLTアジ愚策あれこれ
剣崎沖イサキ2017総括。枝間は50センチ、ハンドルは大事
イサキの追い食いは仕掛けの張りを意識してゆっくりと巻く
バルーンサビキに餌が主流? シシャモは7月後半に接岸?
今秋? 来春?から伝説を始める…深場のこうかな?メモ
深場のは買うのにウィリーは意地でも自作。へたのこだわり
「誘い探り釣法」命名記念で調子に乗ってクロムツ釣りメモ
なぜアマダイに愛されないのか? ウジウジと悩んでみたよ
2016年のカワハギ釣りはデカハギ天国にまた一歩近づけた

著者: へた釣り