ウィリーシャクリの先生に釣り方を教わって54匹。少しは手ごたえを掴んだような気がしていたのだが、先週末は24匹と船中真ん中あたりの定位置へと逆戻り。週が明けると、中型イサキを中心に2日連続束超えなんて釣果報告もあり焦れる。溺れる者は藁をも掴む。細い天秤を衝動買い。
ウィリーでのイサキ釣りはシャクリ方の正確さと事前の準備の周到さを競う釣りという気がしてきている。ロボットのように正確にフワリとシャクってピタッと止める。魚の活性や海況に合わせて止める時間を微調整していく。食ってくるウィリーの色に偏りがあったら、配色を見直す。ここまではなんとかできるようになっている気がするのだが……釣果が付いてこない。理由を考えてみると…思い当たるのが次の2点。
すぐ横で、タナを低めにしてコマセをドカ撒きする人がいたときの対策法が見つかっていない。乗合船なのでこういうケースはままある。前回釣行のケースがこれで、へた釣りの竿には魚信がないのに横の釣り人は釣れている。どうして?と思い、聞いてみると、指示ダナより2メートル下でコマセを撒き、置き竿にしていた。少量ずつ撒いたコマセにウィリー針を紛れ込ませて、上へ上へと誘い上げてくるという釣り方ではどうしても勝負できない。かといって、へた釣り風情が「タナを守ろうよ」というわけにもいかないわけで…途方に暮れるのであった。
もう1つ思い当たったのが天秤の弾力。魚が針に触れている感触はあるのになかなか針掛かりさせられない。シャクリ方が乱暴すぎてビシが跳ねているせい?と思ったのだが、どれだけスローにしても状況は改善しなかった。海が荒れて波が高かったせいというのはあるのだろうが、周りで釣れていた人を見ると、天秤のアームの柔らかいものを使っていた。ウィリーシャクリの先生の「食いが浅いとき対策で線径の細めのものも用意しておくといい」というアドバイスを思い出す。溺れる者はテンビンをも掴む。美咲の「スナイプアーム1.2㎜-30㎝」を衝動買いして、次の釣行に備えることにした。
著者: へた釣り