魚を釣るのが楽しいのはもちろんだが、釣った魚を食べるのも大好き。時化の連休にタチウオ、ドンコ、イサキを釣り、今週いっぱいは自給自足体制ができた。タチウオは変わり揚げで、ドンコはそのグロテスクさにビビっていたが干物が超美味。イサキはもちろんお刺身で美味しく頂く。
冬に釣ったタチウオのお刺身の美味しさにビックリしたが、調べてみるとタチウオの旬は夏。釣った日にしかお刺身で食べられないので、まずは1匹をお刺身に。すごい脂の乗り。くどい脂ではないが、1メートル近い身を3枚に下ろして食べるとなると、少々脂が乗りすぎて、逆に飽きちゃうかも。残りの11匹は定番の塩焼きと、変わり揚げにして食べることに。ゴマや大葉、あられを衣にして揚げると、これが超美味。特にあられ揚げは食感が面白いらしく子供にも大人気。
★タチウオの変わり揚げのレシピ
(1)筒切りにして、背開きにし、中骨と内臓を取る。
(2)切り身の水気をキッチンペーパーでよく取る。
(3)小麦粉をまぶし卵白をくぐらせる。
(4)シロゴマ、千切りにした大葉、あられを表面に付けて170度の油で揚げる。
(5)レモンと塩を添えて出来上がり!
ユメカサゴ釣りで釣れたドンコは、「食べられることは分かっていても食欲をそそらないという点でこれまでのワースト」な魚なんて悪態をついていたが、ネットで調べた通りに干物にしてみると、これが想像をはるかに超える美味さだった。皮側のパリッと焼けた部分の味&食感はエイヒレそのもの。七味をパラリとかけたマヨネーズに付けて食べるとエイヒレよりも味が濃厚で美味いかも。身の部分はタラ目の魚だけあって癖のない白身でホクホクした食感を楽しめる。こちらは醤油で。
イサキのお刺身は、今さら書くことはないが、マダイの刺身よりも絶対に美味だと思う。脂の乗り具合という点では、梅雨後期のこの時期が最高なのではないか。剣崎沖のイサキはウリンボサイズでも脂が乗っていた美味いというのは船長の営業トークではなく、本当だった! 20センチ超えのはお刺身で、20センチ以下はフライにして食べようと思う。
著者: へた釣り