なんとかならんのかー!! ギギギ…な釣行は達人さんの横で釣ったので、悔しい思いはしたけど、学ぶことも多かった。金沢八景・一之瀬丸の瀧本船長からもいろいろウィリー仕掛けについてアドバイスをもらい、剣崎沖イサキ用へた釣り印ウィリー2012年の最終進化系はこんな感じかな?
ゴールは遠い。遠いけど、釣行ごとになんらかの進歩がなければ、いつまでたってもゴールにはたどり着けない。いつの日か、剣崎沖でイサキの束超えを!というゴールに向けて、次に試してみるべきことを書きとめる。ウィリーでの釣りで一番大事なことはシャクリ方。次に仕掛け。シャクリ方は理屈が分かってもなかなか正確に再現するのは難しい。仕掛けは教えてもらった通りに作れば、達人さんと互角にはなるわけで、さっそく束超えが狙える仕掛けを自作してみた。
ヒント1は、船長と達人さんとの会話。「枝スを8センチくらいにすればチヌ針1号でも食ってきますよ」。ヒント2は船長とへた釣りの会話。「チヌ針0.5号だと針が吐き出されちゃうので、0.8号は欲しい」。導き出される答えは、チヌ針は0.8号か1号で、枝スが短ければ針掛かりの可能性が上がる。例え針掛かりに持ちこめなくてもウィリーにイサキが触れている感触が手元に伝わってくる頻度が高ければ高いほど、イサキの食いダナを把握しやすくなる。というわけで、チヌ針は0.8号で枝スは8センチにしてみた。
次のヒントは、達人さんの仕掛けとオマツリをしたときに発見。ウィリーの色が極端に白系に寄っていることに気付く。確認できた3本の針はケイムラ、シロ、薄いグリーンの順に並んでいた(と思う)。イサキシーズンの剣崎沖の潮色は濁り気味のことが多く、白系か緑系にイサキが食ってくることが多いことにはへた釣りも気付いていた。夏場に潮が澄んでくるとも思えないので、思い切って白とグリーンだけでウィリーを構成してみようと決める。この傾向は昨年にも少し感じていた。
濁り潮だということはチモトの装飾も、ピンク系よりも夜光系有利という傾向があるように思う。ピンクのみで装飾するとあからさまに魚信が減る。基本は夜光でチモトを装飾し、ピンクの塗料で夜光の上に目らしきものを描いてみようと決める。この装飾法はがまかつのイサキウィリー仕掛にも採用されており、へた釣りが使った市販ウィリー仕掛けの中では釣果がよい方という印象があるので真似してみよう。洲の崎沖などの深場のウィリーでも目玉キャップは効果があったので一手間かかるが無駄にはならないような気がする。
最後にこれも瀧本船長からのアドバイス。「ウィリーは1本だけ針に残したものが食いのよい日があるので用意しておいた方がいい」。針のフトコロ部から伸ばすウィリーの末端は2本が一般的だが、思い切って1本は結び目でカットし、残る1本だけを7ミリ~10ミリだけ残してシルエットを小さくしてみようと思う。「ウィリーのタラシの大きさは活性の低いときほど小さくした方がよい」というアドバイスはウィリーシャクリの先生からももらっていた。1本バージョンを用意しておけば、シルエットを小さくすることができる。
著者: へた釣り