百目釣るというブログが話題になった時期に釣りを始めたので、何目釣ったかなぁ~というのを気にしていたことがある。百目はゆうに超え、数えるのは止めてしまった。それでも初獲物に出会うのだから海の豊かさを思い知る。2012年前半戦に釣った初獲物の美味しかった順ランキング。
釣ったことがない魚に出会うのはうれしい。釣趣の違いが楽しめるというのもあるが、へた釣りの場合、どんな味なのかが楽しみだったりする。「そんな魚持って帰るの?」と言われても、「食べたことがないから持って帰る!」がポリシー。大丈夫かな?という魚で大当たりだった魚もいる。極彩色で食べられるの?と不安だったヒブダイのお刺身なんてマジで絶品だった。2012年前半は沖のウィリーに挑戦したので、初獲物にたくさん出会えた。
関西でいうところのグジなので、美味しくないわけがない。身が柔らかいのでお刺身では食べない魚と思っていたら、釣って2~3時間ならお刺身でいけると言われた。この刺身が身にほのかな甘みがあって超がつくほどに絶品だった。甘鯛って身が甘いからアマダイなんだなぁ~と思い知る。わさび醤油よりも塩を少し付けて食べると身の甘さが引き立つ。
まぁ、見事に食欲を誘わない名前なわけだが、マダイでは上品すぎる、クロダイだとちょっと磯臭さが気になる、ヘダイはその体型・体色の通り、マダイとクロダイのちょうど中間のようなお味の魚で、沿岸部で釣れるタイ科の中では食べて最高なのではないかと本気で思った。居酒屋などでクロダイはメニューで見ることがあるがヘダイを見ないのはやっぱり……名前のせい?
深場のアジ釣りをしていると結構混じる魚らしいのだが、初めて釣った。釣った瞬間思ったことは、「ゲッ! なんかキモい」。隣の釣り人に美味しいですよと教えてもらって持って帰ったのだが……確かに美味かった! この魚の凄いところは三枚に下ろそうとすると、「ムニエルでどうぞ」と言わんばかりに適当な大きさに身が分かれるところ。下ろしやすいし美味い!!
以下、ランキングだけ
第4位 オキメバル
やっぱり、普通のメバルの方が煮付けて美味だった。
第5位 アカイサキ
淡白すぎて身に味が足りない感じ。バター焼き用。
圏外 キツネダイ、シキシマハナダイ、ヒメ
アカイサキよりさらに味がないので、さつま揚げ用。
著者: へた釣り