実はまだ潮先だ潮ケツだと考えてたりする。汎用的な潮先選びの方法を考えていると頭が痛くなるので、大貫沖でマゴチ狙いに限定して考えてみることにした。春のエビマゴチ釣りは、ほぼ100%大貫沖で、東京湾観音を見ながらの釣りになるので、潮の流れる方向を特定しやすい。
大貫沖のポイントは右地図の辺り。「MIRCマリン情報 > 潮流予測 > 東京湾」で潮流を調べると下げ潮も上げ潮もほぼ南北に陸地に並行に流れていることが分かったので、非常に考えやすい。ここでもう1つヒントをいただく。「大貫沖のマゴチは上げ潮のときがよくありません?」。実はあまり意識したことはなかったのだが、信用できる人からの情報なので間違えではないと思う。たぶん、沖から水温の高い潮が入り込んでくる上げ潮が春先のマゴチの食いを立たせるんだろうと想像される。「マゴチは潮の動き始めに活性が上がる」。こっちはへた釣りの経験則なので自信はないが、目標とする時間帯を絞った方が考えやすい。
で、狙うは上げ潮が動き始めた時間帯の潮先の釣り座。潮、風の予報が出ている金曜日(中潮)に釣りに行くと過程して考えてみる。干潮は9時49分、満潮は16時30分なので潮が動き出すのは11時近くからというのが潮流予測で分かる。そのときの風は風速3メートル以下と強くないけど北北西から。図(クリックで拡大)にすると左のようになる。このときの潮先は右舷の舳。その後15時くらいまで北寄りの風という条件は変わらないようなので、右舷舳の次にいいのが左舷舳。潮が流れている間は、艫はず~っと潮ケツになるということだ。金曜日のケースでは潮の流れ、風向きともにほぼ一定であったが、自分が勝負したい時間帯と潮流が分かれば次回釣行から潮先選びができるかも……とちょっと自信がついてきた。もちろん、風の予報が当たるのが前提なんだけどね。
著者: へた釣り