ボウズで計量さえしてもらえず撃沈したマゴチ大会。釣れなかったのは自分の腕の問題なので、もっと精進しようと前向きにとらえることもできるのだが、もう1つ不幸が。へた釣りの主力リール「バイオクラフト クイックファイヤー 300XH」がまたも危篤。これって瀕死の重傷…それとも死亡?
東京湾での船釣りでほぼフル稼働し、マゴチもアジもカワハギもシロギスもカレイも、PE1号で釣れる釣りでは全戦スタメンでフル出場してくれているリールが「バイオクラフト クイックファイヤー 300XH」。竿を操作する右手だけでクラッチのオン/オフを切り替えられるクイックラッチ機能と、軽い錘でキャストしてもスルスルと滞りなく糸が出ていくスーパーフリースプール機能が便利で、すごく気に入っていた。
マゴチ大会の第一投。クラッチをオフにしようとするとなんだか硬い。無理やりオフにして錘を着底させて巻き上げようとすると、今度はクラッチがオンにならないようで……シャリシャリと変な音を立てて全く巻き上げられない。ギアがうまく噛んでいないような感じになってしまっている。船に積んであった貸し竿のリールを借りられたのだが、やっぱり使い勝手が悪い。家に帰ってから水洗いし、スプールを外してみると……スプールの軸と軸を受ける部分に錆が浮いている。このせいでクラッチが硬く、うまくオン/オフ出来なかったと思われる。
実はこのリール、昨年の12月にも調子が悪くなりシマノに修理をお願いしている。シマノから「1万円以上かかりますが、本当に直しますか?」と問い合わせがきたほど重篤な状態だったのは分かっているのだが、メインギア、ピニオンギア、ベアリング、ローラークラッチを交換したので、しばらくは大丈夫だろうと思っていたらまさかの再発。今思えば「本当に直しますか?」には「買い換えた方がいいですよ」というニュアンスが含まれていたような気が……。もう1度オーバーホールをお願いするべきなのかな? 実売で2万3000円くらいのリールの修理にもう一度1万円かけるのはどうかなぁ? と悩んで取りあえず錆びを取ってグリス&オイルを挿して様子見している。
著者: へた釣り