最近もっぱら船釣りのへた釣りだが、ウキフカセ、投げ釣り、脈釣り、オフショアルアーと何にでも手を出す。投げ釣りならシロギス狙いの昼釣りよりも、大物狙って遠近投げ分ける夜投げが大好きだ。「ピクピカセンサー」はこれを使ってみたいから久々に夜投げしようかと気になる新製品だ。
大物狙いの夜投げ。2~3本竿を出し、竿先が同じくらいの位置になるように三脚に立てかけてドラグを緩めて魚信を待つ。ジーーーとドラグが滑る音がしたらアドレナリン大放出。竿を手に取りドラグを締めて、大アワセを入れ魚の突進を止める。マダイやクロダイが掛かっていれば首を振る感触が竿を通して腕に伝わってくる。竿はあまりしならない投げ竿。無理なやり取りをするとハリスが切れるので、ドラグを出しながらのやり取り。魚が観念して海面に浮いてくるまで戦っているという感じがして楽しい釣りだ。
「ピクピカセンサー」は、夜投げで最初の魚信を取る感度を大幅に向上してくれると期待できる竿先ライト。エイテックに問い合わせたところ、「魚がかかった振動によってライトの発光が緑から赤色に変わる」。全遊動天秤を使ったドラグフリーで釣っているとはいえ竿先に魚の引きこみによる変化は出るはずなので、ドラグがジーーーと引きだされる前に竿に手を伸ばし臨戦態勢を整えられる。通常の竿先ライトや鈴よりも、発光色が変わるため、「魚が来た!(かも)」という瞬間を視覚的にはっきりと認知できるような気がする。
ピクピカシリーズには「ピクピカフロート」という海中に引きこまれると発光色が緑から赤に変化するというウキも発売されたが、へた釣りの場合、ウキを視認しにくいほど遠くまで流すことはないので、こっちは不要。両製品とも、「既に出荷は開始されており、釣り具店の店頭にそろそろ並び始めている」(エイテック)らしい。定価は800円ってことは実売で600円以下なので、「ピクピカセンサー」のMサイズ(先径2.8~4.7mm)を1個ゲットしとこう。
著者: へた釣り