何から書こう。釣行記を書くのにこんなに悩んだのは初めてだ。シーバス釣りの師匠と一緒に、川崎・つり幸の午後シーバス船に乗ってきた。親切な師匠にいろんなことを教わったのだが、あまりに多くのことを学びすぎて何から書けばいいのか分からない。へた釣りでも11匹釣れたぞ!!
午前メバル船は少し不完全燃焼だった。へた釣りの場合、釣りながらああでもないこうでもないと余計なことを考えながら釣り方を修正するので、半日船だと時間が足りないかもと思ったのだが、師匠と合流して乗った午後シーバス船は、全く勝手が違った。分からないこと、不安なことに理路整然と答えてくれるので、教えてもらったことができるかどうか試してみるのに大忙し。出船前にアンダーハンドキャストの練習やメカニカルブレーキやドラグの調整の仕方まで教えてもらった。
「へた釣りさん、ボートシーバスって書いてるけど、乗合船はボートシーバスじゃないですよ」。というわけで、ボートシーバスの師匠からボートを取って、シーバス師匠とこれから呼ぶことにする。シーバス師匠にメカニカルブレーキを調整してもらうと、アンダーハンドキャストはわりと簡単にできるようになった。これで、ストラクチャー周りではキャストしてポイントを狙えるようになった…はずである。
最初のポイントは羽田の近く。ちょうどストラクチャーがらみだったので、教えてもらってできるようになったばかりのアンダーハンドキャストの練習。でも…このポイントでは魚信なし。続いて、何度かシーバス釣りで来たことのある ̄ー ̄ポイント。ここでシーバス師匠の凄まじさを目の当たりにする。釣る、釣る。へた釣りには魚信なんて一度もないのに、すぐ横で竿が曲がりまくり、50センチ前後のフッコが次々と釣れる。
「巻き上げ中に魚が寄ってきている気配があったら、フォールさせるといいんですよ」。寄ってきている気配はないし、フォール中のバイトの経験もなし…なんだか落ちこぼれ気分? それでも、見よう見まねで少しは上達するものらしく。まずは巻き上げ中に1匹、続いて念願のフォール中にアワセて2匹目。フォール中の魚信は、糸が止まる感じに割と明確に出た。うれしい。ベイトタックルを買った甲斐があったってもんだ。しかも、フッコ2匹は自己最高記録。開始して1時間ほどで自己最高記録に並んだ!!
 ̄ー ̄ポイントの次は海ほたる周辺のポイントへ大移動。ここからが凄かった。凄かったのはへた釣りがではなく、シーバス師匠がなんだけどね。小さいもので50センチ、大きいのは70センチくらいのシーバスをカツオの1本釣りと書くと大げさだが、間を開けずに釣りまくる。へた釣りだって負けてはいない…ウソ…負けてるけど、55センチくらいのを筆頭に9匹釣って合計11匹。シーバス師匠からいろんなアドバイスをもらったのだが、全く咀嚼できてないので、教えてもらったことの報告はまたの機会に。
著者: へた釣り