電車釣行なので、釣りのあとの臭いが気になる。バスで異臭騒ぎを起こした経験もあるので、周りの人が不快にならないように気をつけている。竿やリール、クーラーの外側は船宿の真水で洗うとして、問題は手。餌と魚の臭いで釣りのあと自分の手が泣きたくなるほど臭くなったことない?
アルコールをしみこませてあるウェットティッシュやアロマ入りのハンドソープなどいろいろ試してみたのだが、どれも臭いが取れ切らない。手を洗ったり拭いたりした直後は、臭いが取れたような気がするのだが、帰り道の電車の中で自分の手の臭いをかいでみると……周りの人が自分のことを「臭いヤツ」と思ってないかと不安になり泣きたくなる。カレイ釣りなどでイワイソメを使ったあとは、特に魚の臭い+イワイソメの体液の臭いのコンボで、誰に怒られたわけでもないのに「ごめんなさい」と謝りたくなることも。
少しでも臭いを抑えるための石鹸として行きついたのがステンレス製の石鹸? 「マジックソープ」という名前で売られている。これを両手で包んで水道で30秒ほど手を擦り合わせれば、魚の臭いも餌の臭いも気にならなくなる。マジックソープで擦ると「臭いの粒子はマイナスイオンになり水のプラスイオンに引き寄せられて取れる」と説明されているのだが、仕組みはよく分からない。でも、魚を扱う料理人が魚を捌いたあと、水道の蛇口を掴んで手から臭いを取ると聞いたことがあるので同じ仕組みだろうか?
小さめの石鹸サイズで釣行時にかさばらないし、値段も280円と安い。しかも、1個持ってれば半永久的に使える石鹸なので、釣りのあとで手の臭いが気になったことがある人は試してみるといいかも。へた釣りの場合は、マジックソープで臭いを取ったあと、もう一度石鹸でゴシゴシ洗うようにしている。帰りの電車の中で迷惑かな?と思うことはなくなった。
著者: へた釣り