カワハギ釣りの次のテーマは、その日、その場所でのヒットパターンを素早く見つける。言葉で書くと簡単にできそうなんだけど……実際の船上ではヒットパターンって何だっけと大混乱したりする。カワハギの次戦に備えて、ヒットパターンをチャート化してみた。これでうまくいく……かな?
最もハズレがないパターンなので、まずはこれで釣りを開始する。ゆっくり1メートルくらい竿を送って2秒制止。ゆっくり聞き上げるとゼロテンションになると魚信が出る。
餌が全部残る→2
餌が下だけなくなる→3
トラギス・ベラが釣れる→4
活性が極端に低い日は、集寄板やビーズ中錘で餌のアピール度を上げる。特に集寄を使っている人だけ餌が取られて自分は取られないときは集寄板やビーズ中錘を付けて試してみる。
フグの猛攻に遭う→5
カワハギが底べったりの餌にしか反応を示さないときは、タルマセで送る糸の量を大きく取ってみる。一番下の餌はくれてやって上2つの針で勝負するようなつもりでハワセ気味にする。
トラギス・ベラの比率が高すぎる→6
底で釣れてくるのはトラギスばかりというときは宙層釣りに切り替える。1メートル底を切るのが基本だが、魚信があるまで底を切る長さを調整してみる。底を10センチだけ切ってフワフワさせるのがヒットパターンということもある。
宙層だと全く魚信がない→6
宙層でもゲストばかり→7
集寄を付けて煌びやかな仕掛けにすると、途端にフグの猛攻が始めるということがある。フグが釣れたり、ハリス切れが多発する場合は、集寄を外してシンプル仕掛けで耐える。
時合が来るまで我慢→1
トラギスよりもカワハギの方が強い。カワハギが餌に寄ってくるとトラギスは逃げる。タタキでカワハギを寄せてから捕食させることで、少しでも本命の比率を上げていく。
宙層でもゲストが釣れるときは宙層でタタキを入れる。タタキながら竿を下げて着底してタタキを止めた瞬間に魚信が出る。魚信がない場合は少しタルマセて聞き上げる。宙層タタキでカワハギが寄るので、本命率が改善するはず。
整理してみて分かったが、取りあえず釣り方の引きだしは7つある。あとはそれぞれの釣り方の精度を上げていけば……。潮の流れが速かったりウネリがあるときほど宙層での期待が上がる。凪のときは底有利なので、海況によって、今日の本命はどの釣り方とあらかじめ想定しておけば、ヒットパターンにたどり着くまでの時間を短縮できるかも。
著者: へた釣り