土曜日は台風並みの強風で画面が真っ赤。日曜日は波2.5メートルの予報だけど、なんとか船は出そうなので、冒険かな?と思いつつも閃迅カワハギ7戦目に出撃。ウネリがあるので、宙層釣りの練習ができればいいやと期待してなかったのに、東京湾で人生初のカワハギ20匹超え。
20メートルを超える強風の翌日なので、ウネリが残っているのは覚悟の上、最近勉強し始めた宙層釣りの練習になればいいやと釣果はさほど期待していなかった。朝、家を出て、船宿に着くまでの間に、傘の残骸を40本近く見ることに。今日はやめといたほうがよかったかな?と少し後悔したが、今さら戻れない。前日の風のおかげか、金沢八景・一之瀬丸は片舷3人と空いていたので、ラッキー。風のせいばかりでなく、今日も仕立てのカワハギ船が別に出ていたようだ。
船は最近のカワハギポイントの第二海堡へ。相変わらず潮が速くタルマセ釣りには厳しいが、最初のポイントはなんと水深10メートル。この浅さで宙層を釣るのはなんだか変なので、タタキ→タルマセ釣りをしたのだが、渋い。ほとんど餌を取られずに、第二海堡ではカワハギ1匹とカサゴ1匹だけ。時化後の荒食いなんて船宿の策略さと、ちょっとがっかりしたのだが、第二海堡に見切りを付けた一之瀬丸は竹岡沖へと大移動。
白波立って海が荒れているわけではないのだが、とにかくウネリが高い。波2.5メートルという予報通りだ。荒れた海がジェットコースター気分だとすると、ウネる海はエレベーターにずっと乗っている感じ。自分の船がどれくらい波に揺られているかは把握しにくいが、近くの船を見ていると、「よくもまぁ、あんなモンに乗ってるな」と自分のことは棚に上げて一言言いたくなる。
竹岡沖にはカワハギ船団ができている。潮は緩いし、ジェットコースターではなくエレベーターなので、底の釣りも十分可能だったのだが、最初の目論見通り宙層釣りの練習。底から1メートル錘を切って錘は動かずハリスだけ動くようにフワフワと竿先を揺らしていると、カッカーンなカワハギの魚信が出始める。時化後の荒食い? 宙層釣りではコッという魚信を感じてもフワフワし続けることが大切。反射的にアワセてしまうと餌だけ取られる。思わずアワセて4、5匹は逃がした。十分に食い込むまでフワフワし続ける。
船がウネリで大きく上下するので、底から1メートル錘を切ると、魚信が極端に減ることに気付いて、50センチに変更。ときどき錘が底に着くが、底に着いたらタタキを入れて聞き上げ、餌取りが少なそうなときはタタキの後でタルマセる。波まかせで宙層フワフワとクワセ三段活用を組み合わせると、コンスタントにカワハギが釣れるようになった。波が高いときのカワハギの攻略法ってこれかも? というわけで、人生初の20匹超え。「目標低っ!」と言わないで、3シーズン目でやっと達成したんだからね!
より大きな地図で 2011-11-20 金沢八景・一之瀬丸 カワハギ を表示
著者: へた釣り