そろそろ気温も下がって晩秋モードのカワハギ釣りをと思っていたらライフジャケットを着ていると汗ばむような陽気。カワハギも20メートル前後の浅場に留まっているようで、閃迅カワハギ6戦目のポイントは第二海堡。20匹超えの夢は果たせなかったが17匹で今シーズン最高の釣果。
いつもの通り、金沢八景・一之瀬丸から出撃。本日のカワハギ船は片舷4人と空いている(なんと右舷大艫に入れた!)。混んでいるとオマツリが怖くて嫌がるくせに、空いているとカワハギ船今シーズン終わっちゃうんじゃない?と不安になる。でも、大丈夫。空いていたのは、もう一隻、仕立てでカワハギ船が出たからという理由らしいので一安心。船は竹岡沖を目指して……と思っていたら、15分ほど走ったら船長から「準備してね~」の合図。第二海堡が本日のポイントらしい。
第二海堡はLTアジ釣りなどで何度か着たことがあるが、カワハギでは初めて。釣れるのかなと不安になるが、浦安・吉野屋、浦安・吉久、金沢八景・弁天屋など、普段は竹岡沖で見かけるカワハギ船のほとんどが第二海堡に集結している。釣り始めて10分もしないうちにカッカーンなカワハギの魚信。サイズは小さいが第二海堡のカワハギは群れも濃くて活性も高いようだ。帰りの電車で一緒になった釣り人に聞いたのだが、「久里浜沖から竹岡に出船したカワハギ船は大苦戦だった」とのこと。
水深20メートル前後だが、釣り始めたころは潮の流れが速くやや釣りにくい。仕掛けがどんどん船尾の方に流れていき。タルマセているはずなのに、すぐに竿先に錘の重さが乗ってしまう感じ。いつも通りの釣り方はできないけれど、マメに大きく聞きあげて錘を底から浮かして再着底→タルマセ→聞き上げを繰り返すと、結構いい頻度で魚信が出る。午前中で12匹。念願の20匹超えがみえた!
ところがである、午後に入り潮が緩むと魚信が遠のく。正確に書くと、取れる魚信が急になくなった。餌はちゃんと取られている。3本針で3つとも仕掛けを落とした瞬間になくなっているということが増える。運よく最初の着底で餌が残ってもタルマセると、餌だけ見事に持っていかれるようになり、ペースダウン。餌取り名人、カワハギのステルス魚信に翻弄され続ける。
師匠に教わったクワセ三段活用では対処できない。着底と同時にタタキを入れてみたり、底を5センチくらい切って宙層を釣ってみたりと試行錯誤をしたのだが、なんとか針掛かりさせても食い込みが浅いらしく巻き上げ中にバラシを連発。小さな魚信を取って、竿を送って、十分に食い込ませてからアワセてと頑張ってはみたのだが……午後になってからは5匹だけ。人生初の東京湾カワハギ20匹超えの夢は潰えた。
より大きな地図で 2011-11-13 金沢八景・一之瀬丸 カワハギ を表示
著者: へた釣り