風・波の予報よし、お天気よし、準備よし。久しぶりのカワハギ釣りに胸躍らせて東大井・いわたへ。船着き場を見ると、既にお客さんの姿が。少し早足で受け付けに飛び込む。「おはようございます」と元気にあいさつすると、奥から女性の声で「今日は、乗合お休みです」。呆然とする。
2週連続の週末悪天候で釣りに行けず、久々の釣行なので、楽しみだったし、気合いが入ってもいた。船宿に着くまではまさか今日、釣りができないとは全く考えていなかった。「今日は、乗合お休みです」と言われたのは午前6時半ごろ。「え?」である。脱力。理由を聞く気にもならず、「すいませんね」という声を背に鮫洲の駅までトボトボ戻る。
電車に乗り込み、席に座ると涙が出そうになった。大の男が釣りに行けなかったくらいで泣くのはどうかと思うが、悔しい。へた釣りが見ていた東大井・いわたの情報ページには「カワハギ乗合は土・日・祭日に出船してます」と書いてある。29日はお休みとはどこにも書いていない。荒天予報のとき以外は事前に電話で出船確認する必要がないと受付の人に以前聞いている。なのに、船宿の前まで行って船には乗れずに帰りの電車の中……無念だ。前の席でバカップルがイチャついてキスしている(これは関係ない?)。
家に戻って、本当に「29日は乗合お休み」という情報はどこにも書いてなかったのかを再度確認すると、「船宿いわた」という別のサイトの釣果報告の欄に「10月29日(土)の乗合船はお休みさせていただきます」と書いてあった。しかし、トップページの最新情報が9月26日で止まっているサイトを誰がチェックするのか? どうしていつも見ている情報ページには29日は乗合お休みと告知されてないんだろうか?
独自ドメインでそれなりに人気のある船宿以外のサイトは混乱しているなとは昔から気付いてはいた。自サイト以外にいろんな釣船ポータルにページを作ったせいで、更新がどれもこれも中途半端になっており、情報の発信側が混乱している。発信側が混乱すれば見る側も混乱するのは自明の理。GoogleなりYahoo!なりで船宿名で検索して上位に表示される1サイトに集中すればいい。その方が発信される情報の密度、正確さが増すはずである。
ブログ関係でついでに書いておくと、釣果が悪かった日に、釣果報告を更新しない船宿はどうにも信用できない。悪かった釣果を公表すれば客が減るかもという不安は分かるが、最近出船してないの?と疑いたくなる船宿よりもなんとか釣らせようと足掻いている船宿の方がいい船宿に見えると思うのだが……。
著者: へた釣り