今年はアオゾイはあまり釣れなかった。40センチ超を中心に50センチ級混じりで針数コイノボリ体験を一度すると、北の漁師さん気分が忘れられなくなる。北の漁師さんになりたいという奇特な人は意外と多いようで、シマノから「DEEP GAME」という北海道根魚五目用の竿が発売された。
北海道の根魚五目は200号から250号の錘を使った胴突き釣り。ハリはススキ針の18号で8本。風船を切ったようなスキンサビキの仕掛けだ。これを水深60メートルくらいのポイントにある根に落として釣る。活性の高いときは落としただけでゴンッゴンッと次々と針掛かりして魚の手ごたえを感じるのだが、活性の低いときは上下にゆっくりシャクったり、アピールを狙って小さくフワフワ誘ったりして魚を拾っていく。
へた釣りはDeeO2 200-180という竿を使っている。グラスソリッドロッドで自重は350グラム。これに電動リールを付けて1日シャクる。竿が短いので持ち重りはあまり感じないのだが……竿が硬すぎて魚を弾いているような気がしていた。活性が高いときは気にならないのだが、2011年のアオゾイ釣りは2回とも活性が低かったので、手元で感じた魚信の数と実際に釣れた魚の数が全く合わない。北海道の師匠からも「竿は200号より150号くらいの方がいいかも」と言われていた。
アオゾイ狙いの北海道五目釣り……250号という錘のせいで選択肢は著しく狭い。しかも、手持ちで釣りたいので短めの竿というへた釣りの好みを足すと、選択肢は2、3竿に絞られてしまう。アオゾイ用に開発された竿はなかったので、そんな中からこれかな?と選んだのがDeeO2 200-180だった。シマノの船釣りカタログを眺めていると「タラ、アオゾイ、ヤナギノマイ、ホッケ」という文字が……シマノのDEEP GAMEという新竿は北海道五目用に設計されたらしい。
250号の錘でシャクり続けても疲れない軽量設計で魚が掛かればしっかり粘りバラしを軽減とある。自重は150-180で245グラムくらい。アキアジ釣りにも使える150号は「北海道五目(全般)、青物・電動ジギング)」が対象とあり、西表島で体力的にちょっと懲りたジギングを電動ジギングにして再挑戦できちゃうかも。メチャ!メチャ!気ニナル電動リール「フォースマスターMK」との組み合わせなら針数ガングロアオゾイだけじゃなく、カンパチゲットも夢じゃない!?
著者: へた釣り