カワハギ釣りで重要なことの1つが餌付け。コンパクトにかつタタいて揺らしても、カワハギに突かれても取れないことが大事。いいポイントに入ったときは素早く手返しがしたい。というわけで、「カワハギ職人」という餌のアサリを漬ける液体を今年から使い始めた。効果のほどは……。
アサリの装餌法はあまり難しく考える必要はない。水管に刺してベロを縫って黒く見えるアサリのキモの中に針先を止める。できるだけ小さくまとまるように心掛けるのだが、アサリのサイズは一粒ごとに違うので、「できるだけ」で構わないと思う。一番大事なのはキモの中に針先を止めること。カワハギはキモから食うし、活性によってはキモだけ食うので、ほかの部分に針先があっては針掛かりしない。
で、カワハギ職人。カワハギを含む魚が好むアミノ酸を含んだ添加液なのだが、アサリのヌメリが取れて餌付けしやすくなる。アサリの身が硬くなって餌が取れにくく(取られにくく)なる。アサリが締まってサイズをいくぶん小ぶりにすることができるという効果がある。冷凍餌に使うとヌメリが取れる、身が硬くなるという効果は実感できる。手が汚れにくくなるのがうれしい。使うときの注意点は漬ける時間が長すぎると締まりすぎるので、失敗したときのリスクを考え、少しずつ漬けるようにしている。前回の釣行でカワハギ職人に漬けるときにチューブ入りのニンニクを追加すると魚信が増えると教わったので今度試してみようと思っている。
著者: へた釣り