PEラインはメンテナンスフリーで2~3年は大丈夫と思い込んでいた。でも、アキアジチャレンジ2011でアキアジにPE1.5号を瞬殺で切られまくった理由を師匠に問い合わせると、「それはラインのメンテ不足」と即答された。大物を掛けて知る、PEラインはメンテナンスフリーではない!
へた釣りがアキアジ釣りで使ったラインは、3年前(古さという点でも耐久年数を超えている)にシーバス入門用に巻いた夜釣りで見やすい白いPE1.5号。東京湾奥で使うことが多かった。師匠によれば、「PEラインは縒り糸の宿命で糸と糸の間にいろんな物質が入り込む。東京湾だとちゃんとメンテしないと2、3カ月で面白いように切れるようになるよ」。PEラインは酸性の物質に弱いらしく、酸が入り込んだ部分はすぐに切れるようになるんだそうだ。
竿を立てた瞬間にPEラインの部分でラインブレイクというアキアジ釣りで体験した状況は、ちゃんとメンテしてないライン特有の症状に似ており、「ちゃんとメンテしてあれば20lbに耐えるラインが何度も結束部以外で切れるなんてことはあり得ない」ということである。師匠が教えてくれたPEラインを丈夫な状態で長く使い続けるコツは、
1.帰ったらすぐにスプールごとバケツに入れて1日塩抜き。
2.東京湾の水で変色している部分があればその部分を切って捨てる。
3.最後に「PEにシュッ!」をかけておく。
何より大事なことは「このライン大丈夫かな?」と思ったら、ケチケチせずに巻き替えることだという。せっかくアキアジを狙いに行ってライン代をケチって3匹も逃すというヘマはタックルへの投資の方針を大きく間違えているってことに気付いた2011年の北海道釣行であった……とほほ。
著者: へた釣り