有馬温泉の釣り掘で釣りに目覚めた子供2号。それからというもの週末になると「釣り釣り釣り釣り」とうるさかった。ようやく、品川・中金から出るLTアジ船に連れて行ってあげることができたのだが……東京湾のアジは子供2号を歓迎してくれる様子はなくちょっぴり残念な釣果に。
船は最近束釣りの人も出て好調が伝えられている中の瀬へ。最初のポイントは情報通りに投入直後から魚信が出て絶好調。まず、釣り方をレクチャーしていた子供2号の竿が大きく曲がって中サバと小アジが釣れる(このとき取り込みはへた釣りがした)。へた釣りの竿にも1投目から魚信があり。中サバ+中アジ×2の針数釣り。これは50匹はかたいなというのが朝一の手ごたえ。子供2号だってこれくらい魚信があれば楽しめるに違いない。いい日に連れてこれてよかったと安堵したのもつかの間……子供2号は船酔いでダウン。アジの魚信も最初の30分だけでその後低迷。
小3女子の初めての釣り物がLTアジということに不安はなかったわけではない。タナ取りがちゃんとできないと釣れないし、魚を掛けることに成功しても船の外に身を乗り出してハリスを手繰って魚を取り込みのは難しいかもと思っていた。タナの問題はカウンター付きのリールを貸してあげて、「197って出たら10引いて一回竿を立てて。次に15引いてもう一回竿を立てる。あとはじっと待つ」。197は水深19.7メートルのこと。10と15は底から1メートル、1.5メートル。底から2か所でコマセを撒いて2.5メートルのタナで待たせる。小数点というのは何のことか分からないようなのだが、3ケタの引き算ならできる。
釣っている最中はロッドキーパーに竿を固定したままで。これなら非力な子供2号でもなんとか魚を巻き上げられるし、取り込み時にロッドキーパーに竿を固定するという難しい作業をスキップできるはず。実際、タナを合わせて、魚を針掛かりさせるところまでは上手くいった。40号ビシ+魚の引きに負けずに巻き上げも上手くできた。でも……魚の取り込みは予想通り全くダメ。ビシを手に取れるとこまでリールを巻き、竿を立ててビシをコマセバケツに入れるのが大層難しいようで、海面に魚の姿を見てからバラシまくっていた。ビシが空中に出て竿にビシの重さが乗ると力の加減ができないようだった。子供2号でも可能なLTアジの取り込み方を考えるのが次回の課題だ。
子供2号は朝の時合を船酔いで逃し、へた釣りは子供2号の面倒をみていたせいで時合に乗り遅れと、さんざんな出足。その後もへた釣りは釣りに集中できてなかったようで、大アジの魚信をどうせサバだろといい加減なやり取りの末にバラすというミスを2~3回(水面バラシは2回、海中での口ギレ1回)。子供と釣りに行くとどうしても散漫な釣りになる。船酔いで倒れられてはなおさらだ。
子供2号はしばらくキャビンで横になっていたのだが、お昼前には復活。子供2号は復活しても、アジの喰いはどんどん落ちていく一方。船長は、活性の高いアジの群れを求めて木更津沖へ行ったり、中の瀬に戻ったり、本牧沖へ行ったり、また中の瀬に戻ったり。魚探を見るため船の速度を落とし、見つからずに再加速するストップ&ゴーの繰り返しと大苦戦。沖上がり直前に中の瀬で一瞬だけアジの喰いが立ったけど、時間切れで終了!
本日の釣果は、
アジ 10匹
イシモチ 8匹
シロギス 1匹
アジ 2匹(1匹は取り込みまで自分で)
より大きな地図で 2011-09-11 中金 LTアジ を表示
著者: へた釣り