釣りを終えて、東京に帰るための空港に向かう車の中。道の左右は牧場で青々とした牧草がきれいな緑の絨毯を作っている。少し小高くなった丘。牧草が幾何学模様になぎ倒されているのを発見。「ミステリーサークルだぁ!」と大はしゃぎしながら近づいてみると……脱力www
「牛」である。それにしてもきれいに文字の形に刈り取ったものだ。最近のトラクターにはミステリーサークル作成機能でも付いてるんだろうか? 北海道の師匠は「若い人がいるんだろうなぁ~。退屈してるのさ」とあまり関心がない風であったが、「嫁募集」とかもっとメッセージ性があるミステリーサークルができると楽しそうだ。
帰りの飛行機が午後2時出発だったため、ちょっとだけ道東観光をしてきた。まずは裏摩周展望台。摩周湖といえば霧が有名であるが、不思議とへた釣りが摩周湖に行った日は、水面がきれいに見える。湖面が鏡のような状態しか見たことがないので、逆に霧の摩周湖を見てみたかったり。摩周湖はつながっている川のない湖で生物はあまり多く生息していないと思われがちだが、ザリガニがいっぱいいるらしい。ヒメマスも昔、放流されたので魚影は濃いらしい。もちろん釣り禁止。
では、摩周湖の水はどこから来てどこに行くのかというと、流入する水はほとんどが雨水と雪解け水。この特徴を利用して、摩周湖の水のphを測って、北海道の酸性雨の状況を把握しているらしい。流れ出す水は地下を通って、摩周湖周辺から湧水となる。神の子池もその1つ。きれいなコバルトブルーの水底からこんこんと透明な水が湧き出している。水の温度は8度。神の子池にはオショロコマと思われる魚の姿がたくさん見られるのだが、こちらも釣り禁止!
次回の北海道釣行は9月の予定。狙うのはもちろんアキアジ。去年は船釣りは釧路近辺に群れが入らなかったため、断念したのだが、今年は河口でイクラ用の黒いの、船で塩鮭用の銀色のを釣る2本立てにできるといいなぁ~。
著者: へた釣り