右肩上がりで成長していたはずなのに急に赤字転落したような……全くツキに見放された麻雀でヤキトリくらったような……金沢八景・一之瀬丸のLTイサキ第5戦は、ウリンボ6匹、ウマヅラハギ1匹、イワシ1匹と貧果に撃沈。クーラーの虚ろさに悲しくなるが、これもまた釣り。
この日の一之瀬丸のLTイサキ船は総勢18名で片舷9名。2艘出しはできない人数なので、少々手狭な感じ。今回の釣行のテーマは「我慢強くシャクリ続ける」だった。食事とトイレ、そしてタバコ休憩を除けば、手持ちで30センチ刻みでスロー&ファースト、50センチ刻みでスローにシャクリ続けたのだが……努力は報われないこともある。
最初はいつも通りに船団の中で釣り始めるも魚の気配が全くしない。で、これまたいつも通り船長は少しでも元気な反応を探して船団を離れて走り回ってくれるのだが、どこに行っても型見る程度で、サイズも出ない。船団から離れて群れを探し、いい反応が見つからなければ船団周辺に戻るを繰り返す。いつもより、船長も頑張っている感じなのだが……努力は報われないこともある。
■海はすっかり夏模様。イサキもアジも暑いの嫌いなの?
今回の釣行で一番印象に残っているのがシイラである。1メートルくらいのシイラが船の周りをグルグル回遊し、ネンブツダイなどをリリースすると、海面で捕食してくれ迫力満点であった(見とれてしまって写真取り忘れ)。潮下のベテランさんはソウダカツオも釣っていたし、イワシの群れが来襲して、水面直下がキラキラ光っている状態になったりも。剣崎沖の海はもうすっかり夏模様であった。
イサキといえば初夏の魚。海が夏模様なら活性もあがって元気にウィリーに食いついてくると思ったのだが……渋い。ウィリーにはほとんど食ってこずに、針掛かりするのはオキアミを付けた空針ばかりという展開。ウィリー針で釣れたのは、ウリンボ1匹とウマヅラハギ1匹だけ。残りは全部空針。そんなだから追い食いは期待できないで、忘れたころに1匹ずつ釣れるって感じ。
イサキもダメだったが、アジも姿を見せてくれなかった。30センチ級の大アジのお土産はかたいと思っていたのだが……アジらしき魚信はなし。一度だけ強烈な魚信があったのだが、潮上の人とオマツリしている間にチモト切れで針ごと海中にお帰りになった。大物イサキっぽかったんだけどなぁ~~~ちょっと、トホホな気分である。
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著者: へた釣り