道具は大事に。釣りをしていて一番困るのがタックルの不具合。もともと下手なのに、道具まで言うことを聞いてくれないとストレスがものすごいことになるので、とにかく道具は大事に、そして少しでも使いやすいようにメンテナンスするように心がけている。へた釣りが使っているグッズを紹介。
まず、ロッド用。2~3度の釣行に1回の割合で通常の水洗いにプラスして、「ボナンザスプレー PRO-100」というフッ素コート剤を塗るようにしている。フッ素コート剤には、撥水効果、汚れ防止効果、表面保護効果があるので、これを塗っておくと雨の日の釣行などで、竿への道糸のべたつきが減るように思う。また、フッ素コート剤を塗布するときに、普段あまりじっくり見ることがない竿の穂先部分などに傷がないかチェックするようにしている。クーラーボックスの内側に塗っておくのもクーラーの汚れ防止という意味では効果的。
ガイドには「VARIVAS PEにシュッ!」というこれまたフッ素コート剤を吹きつける。PEラインのコート剤なのだが、ラインだけでなく、ガイドのラインと当たる部分にも塗布しておくと、心なしか飛距離が伸びるような気がする。泡状のボナンザスプレーと違い、液状なので小さなガイドなどにも塗りやすい。PEラインでキャストするルアーロッドや投げ竿の道糸とガイドにPEにシュッ!を使うと、投げ釣りなら半色は飛距離が伸びた。1000円程度の投資で飛距離が伸びる可能性がある(少なくとも飛距離が落ちることはない)ので、ちょっとでも遠くへ投げたいって人は試してみる価値は十分にある。
■PEラインの塩抜きや糸の巻き替えに「高速リサイクラー」が便利
リールのメンテナンスは、基本通り。シャワーで水洗いして、メーカーの指示する場所にオイルやグリスを注油する。シマノのスピニングリールのイージーメンテナンスなら、水洗いしたあとオイルインジェクションのふたを外して注油、スプールを外してローターの軸の部分とベイルのローター部にもオイルを一吹き。オイルインジェクションのふたを外したまま1日くらい陰干しして乾かす。両軸リールは水洗いして、スプール軸の先とメカニカルブレーキ部、レベルワインダーの軸にグリスを塗る。こちらもサイドのふたを開け、スプールを外したまま半日陰干し。
3カ月に一度くらいの割合で、リールを大掃除するようにしている。上の通常のメンテナンスに加えて、スピニングリールのドラグ部分を綿棒で掃除をしたり、中性洗剤を使ってきれいに掃除したり。ラインの塩抜きも大掃除のとき行う。スピニングリールも両軸リールもスプールを外して、少しずつ水を注ぎながら半日くらいバケツに漬けておく。ラインの汚れがひどい場合には、「高速リサイクラー」を使ってラインを空スプールに巻きとりながら汚れを落とす。空スプールは塩抜きバケツへ。
次の3カ月にやるであろう釣りを考えて、糸を巻き替えるのもこのタイミング。船用の両軸リールの場合、PE0.8号~3号くらいまでは1台のリールで使えるので、次のシーズンはカワハギメインだから1号、マゴチに行くから2号という具合に、空スプールにいろいろなラインを下巻き込みで適量巻いてストックしておくと、糸の巻き替えが面倒くさくなくなる。巻き替えのときに「VARIVAS PEにシュッ!」を吹きつけるのも忘れない。
著者: へた釣り