東京湾は南風に弱いから…と理解はしていてもカワハギシーズンは週末になるといてもたってもいられないわけで、風速の予報、南西の風4mなら大丈夫だろっ!と出撃。釣場の風速は…10m? ナギでも魚信が取れないのに、竹岡カワハギ2010年最終戦は8匹と貧果で撃沈。
いつものように浦安・吉野屋。風が強そうなときの傾向通り、席は後ろから埋まっている。ノーカンになった4戦目で一番前は懲りているので、前から5番目の席を取る。浦安を出港する段階では、ちょっと風があるかな…というくらいだったのだが、風の搭を過ぎた辺りからウネリまくって船はしぶきを被りまくる。4戦目よりはいくらかマシなのだが、「これは今日は釣れねぇぞ」と覚悟しながら竹岡沖へ。
■強風時の竹岡カワハギは錘を底に着けたままシャカシャカ?
例によって叩いて聞き上げで始めたのだが、船が波の上に乗っかるので叩いているうちに勝手に錘が底を切っちゃう状態で何ともならない。船長の指導では「底に錘を着けたまま小さな魚信とってね」とのこと。錘が着底したら波で船が上下する分、糸を出して船の上下で糸を張ったりタルマせたりするってことだろうか? これでは明確に魚信が出るのは糸が張ったときだけなわけで……餌を取られまくる。船長からのアドバイス続編は「魚信がとれない人は竿をシャカシャカ動かして」。
周りを見ると釣れている人は、船の上下に合わせて、糸がたるんだら上下に叩く要領でシャカシャカし、糸が張ったら静止させて錘が底から離れないように竿先を送り込むという実に繊細(←へた釣りからすればw)なことをしている。当然中錘はなし。糸が張って魚信が出やすい状態になる時間がこのやり方なら長いわけで、さっそく真似してやってみて、なんとか8匹のカワハギをゲット。にしても船の揺れに合わせて集中して竿を操作しなくてはならないわけで疲れること甚だしい。ただ、錘が底を切るくらいなら、糸をタルマせて置き竿にしている方が釣れるのであるから、頑張るしかないという釣りだった。
来年のためのメモ。
南風の予報のときはカワハギ釣りにはいかない。南風=気温が高い日でもあるのだが、寒くても風と波はカワハギ釣りの敵だ。船長いわく、南風で時化た翌日からは爆釣フラグが立つらしく、実際釣果情報でもその傾向は顕著なので、時化の翌日を狙う。
2010年の釣行5回の竹岡カワハギの釣果は、カワハギ47匹(最大30センチ)、ウマヅラハギ1匹(44センチ)、カゴカキダイ1匹(15センチ)……上手い人なら1日で釣る量だなぁ~と悔しいので、年末年始の伊豆カワハギの爆釣に期待したい。
著者: へた釣り