マゴチが6匹! 自己最高の釣果なのにトホホってどういうことかというと、竿頭は17匹、船中7人で84匹とマゴチなのに入れ食い。一人置いてけぼりな感じで気は焦れど、焦れば焦るほど早合わせになり、やっとかけてもバラシ多数で泣きたい気分。
釣り味と食味にすっかりハマったマゴチ釣り。品川・中金から3週連続でスポットマゴチ乗合の乗ってきた。羽田空港裏でハゼ餌を付けて投入した直後から魚信が。朝一でさっそくマゴチゲット。続けざまに3本あげて、絶好調の予感だったのだが……このあとから歯車が狂い始める。生意気に竿を2本を出していたのだが、魚信はなぜか置竿の方にばかり出る。置き竿に魚信が出るといつアワセればいいのか全く分からない。で……すっぽ抜け地獄へ。船長にマイクで「魚信ってるよ~~」と指摘されてやっと置き竿が曲がっていることに気づくことすらあるのだから、はっきり言って面倒見きれていない。
すっぽ抜けたりバラシまくって、絶好調?だった気分はすっかり絶不調モードに。横を見ると、横の人は順調に連れている。その横の人はさらに好調、もう1人向こうの人なんてもっと釣れてる。早い話が右舷で1人だけ釣れていない状況に気力が萎え始める。こうなると負の連鎖に突入し、何をやってもうまくいかないし、何をやればいいのか分からない。今思えば、面倒見れていない竿を引っ込めて1本竿で集中すべきだったのだが、船の上では気づかない。自分の腕の悪さは置いといて「なんで釣れないんだぁぁぁぁぁ」と頭の中は駄々っ子状態。
釣れすぎて餌のハゼが足りなくなったのでハゼ釣りに川崎へ。頭の中が駄々っ子だとハゼすらもうまく釣れない。針を飲み込まれることが多くって、これでは餌として使えない。なんとか釣ったハゼはバケツの中に入れておいたのだが、水が悪くなっていたらしく、マゴチ釣りに戻ったころには腹を見せて弱っている。「何、やってんだろ」と、落ち込んだところで、本日の集中力は終了。後半戦は「コッ」という先魚信を本魚信に変えることすらできなくなり、一度狂った歯車を修正するどころかどんどん狂わせたまま納竿。
マゴチは薄造りにしてペロリと。40センチのマゴチが6匹もいる豪華な食卓。これ以上釣っても食べきれないだろ!ってのは完全な負け惜しみ。江戸の敵は長崎でとるという諺があるが、東京湾の敵は……………………西表島でとる!!!!!!!! というわけで来週は、人生最大魚を更新するために、西表島へ大遠征の予定!
著者: へた釣り